「米兵」?「アメリカ兵」?

ネットでアメリカ軍兵士を検索するときに、なんと書きますか。「米兵」でしょうか。「アメリカ兵」でしょうか。

今日の新聞にもアメリカ軍兵士の犯罪が掲載されました。今度は酔った勢いで事務所に侵入したとか。このニュースに関する記事を Google でさらに検索してみましょう。

「米兵 犯罪」で検索すると(2008/03/03 の検索結果)、この日のトップは日本共産党の「しんぶん赤旗」でした。CGJ(志位 good job)と呼ばれ最近人気づいていることが、Google のページ・ランキングからもわかります。検索結果はその後「米海兵隊は日本にいらない」という団体、朝日新聞、神戸新聞と続いていきます。全体的な論調は、「米兵の犯罪を防止せよ」とか「米軍の駐留を見直せ」というものが圧倒的です。

ところが「”アメリカ兵” 犯罪」で検索すると(2008/03/03 の検索結果)、様子が少し変わってきます。個人のブログの割合が高くなり、「アメリカ兵に強姦される少女にも問題あり」「なぜアメリカ兵の犯罪だけが目の敵にされるのか」という、アメリカ軍兵士擁護論とか自己責任論がちらほらあらわれてきます。

これはどういうことなのでしょうか。つまり、こういったコンテキストにおいて「アメリカ兵」という言葉を使う何らかのメディアがあり、その支持者がそういうブログを作っているということなのでしょうか。「米兵」使用者と「アメリカ兵」使用者の間には溝があるようです。いったいどういうことなのでしょうね。軽く調べてみると、NHK が主に「アメリカ兵」という言葉を使用しているようです。しかし NHK が「アメリカ兵」使用者に特異な論調を広げているとも思えません。となれば、熱心に NHK を観る「アンチ NHK」の方なのでしょうか。確かに NHK の評判はよくありませんから、NHK の番組で主張された内容をすべて否定するような方がいたとしても不思議はありません。あるいは新聞を読まない人、ということなのでしょうか。はたまた何かの雑誌なのか。


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