値札の真っ白なお店

値札の真っ白なニラ。
値札の真っ白なニラ。

晩ごはんのおかずの材料を買いに、彼女と一緒にヨークベニマル福島泉店に行きました。今晩はキムチ鍋にしようということになったので、さっそくニラを取りに行ったところ、ちょうど店員さんがハンドラベラーでシールを張っている最中でした。店員さんは「カチャン、カチャン」という音をたてながら、黙々とラべリング作業を続けていたため、僕の気配に気付く様子はなく、僕のほうも、店員さんに遠慮して、「どいてください」とお願いする気にもなれず、結局は店員さんがすべてのニラにシールを張り終えてしまうまで、その一部始終を眺めていることにしました。

そうしているうちに、あることに気づきました。店員さんがニラに張っているシールは値段を表示するための白い四角いシールなのですが、そのシールがまったくの白紙になっているではありませんか。設定を間違えたのか、インクが切れてしまったのか、いずれにせよ店員さんはシールが真っ白であることを意に介さずに、さらにシールを貼り続けています。やり直しになるのはかわいそうだと思って、声をかけてみることにしました。

するとどうでしょうか。なんとこのシールは、ニラに巻かれたバーコードを隠すために張っているシールなので、わざと真っ白にしているというではありませんか。なんでも、セルフレジを導入したために、ニラなどに巻かれているヨークベニマルのものではない(おそらく農協などで巻かれた)バーコードをお客さんが機械に読み取らせてしまうことがないようにと張っているのだとか。セルフレジの導入でチェッカーが削減できて(個人的にはあまり削減してほしくないけれども)コストも削減かと思いきや、案外別のコストを生んでいる事もあるようです。


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