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日記

おいしいもの

珈琲屋 Beans の店内の様子。恐る恐る撮影の許可をお願いしたところ、ご快諾いただきました。しかし、お店の様子を上手に伝えられる写真になっていないのが残念です
珈琲屋 Beans の店内の様子。恐る恐る撮影の許可をお願いしたところ、ご快諾いただきました。しかし、お店の様子を上手に伝えられる写真になっていないのが残念です

たいていのご家庭は、初めて家庭教師としてお伺いすると、お茶ですとか紅茶、コーヒー、お茶菓子などをふんだんにくださいます。大変ありがたいのですが、指導中はしゃべりっぱなしになるため、口にできる機会は少ないので、「本当に結構ですよ」とお断りしてきました。

ところがそう告げると先方はますます混乱なさるらしく、夕食を出すようになるご家庭が現れます。お菓子なら手を付けずに帰っても問題ないと思うのですが、さすがに夕食はいただかざるをえなくなります。一度こうなってしまいますとたいてい、契約終了までいただき続けることになります。

毎年秋ごろになりますと、志望校合格に届かなさそうな子供たちが、最後の手段としてわれわれの門を叩きます。その時期から家庭教師は忙しさのピークを迎え、一晩で 2 軒回る日が多くなります。その結果、組み合わせが悪い場合、一日 2 回お夕食をいただくケースが現れます。天高いこの季節、われわれも馬並みに肥えてしまいます。

私も考えました。いらない、いらない、と言うから、いろいろ出てくるわけです。逆に「欲しい」と言った方がいいのではないかと。そこで、この夏以降に指導が始まったご家庭には、いったんお断りした後になお聞かれた場合、「それではコーヒーをいただけますでしょうか」と申し上げることにしました。

そうしましたら、「うちではコーヒーは飲まないのです」とおっしゃるご家庭がありました。「では緑茶をいただけますか」とお願いして、緑茶のみをいただくことにほぼ成功したのですが、そのご家庭からある日のこと、あろうことか「お土産にコーヒーをお持ち帰りください」と勧められてしまうことがありました。スーパーでも売られている、有名なコーヒー豆の量販ブランドの豆だったのですが、確かこれはそのブランドで 2 番目に高い豆。押し問答の末受け取った後、近所のスーパーで見てみましたら 200 g で 2,000 円以上の値段がついていました。

いやしくも期待に胸をふくらませ、ちょうどコーヒーの買い置きも切れたところでしたので、家に帰ってさっそく開封。今までに味わったことのないような豊潤なアロマが…しない。グラインダーでミルしても…なんという事もない。ドリップしていただいたら…正直、ふすまのような味で、まずい。賞味期限を見てみましたら、2009 年の 11 月になっていて、特別古かったわけでもないようです。コーヒーって本当に値段ではわかりません。

捨てるのももったいないのでそのコーヒーを飲みましたが、まずいと知った以上、絶対に買わないだろうなと思いました。この日、やっとのことでそのコーヒーを飲みきって、数か月前に見つけて以来通い続けている「珈琲屋 Beans」に向かいました。ここのコーヒーは本当においしい。駐車場に車を停めている間にも、カーエアコンの送風口からフルーティーな香りが車内にただよいます。

いつも「ヨーロピアン・ブレンド(580 円)」は必ず買って帰ります。最も安いメニューの一つなのですが、これがお気に入りのブレンドなのです。なんと先日のコーヒー豆の 3 分の 1 以下の値段です。それでも、苦味も香りも最高に好みで、僕にとっては 100 倍以上においしいコーヒーなのです。

まとまりがない話になってしまいました。つまり今回教訓として得た事は:

  • あえて「欲しい」と告げるポジティブ戦略も、結局気を使うご家庭には効果がない場合がある
  • 高ければおいしいわけではない。人にすすめるなら、おいしいと自分で思っているものがよい
  • 食べ物は地元で作られた新鮮なものがよい

といったところでしょうか。文章力がなくてお恥ずかしい 😳 。