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ムラーノで成田へ

いつも父がお世話になっている、茨城日産・土浦店。
いつも父がお世話になっている、茨城日産・土浦店。

先日もお話しした通り、父は今春に仕事を完全に引退しました。落ち込んでいるのではないかと思いきや、退職翌日に最新型のムラーノ(Z51)が納車された父は、悲しむ間もなく、乗りまわして喜んでいたそうです。ところが、そんな喜びもつかの間、納車早々に駐車場で他人の車に接触してしまいました。

きれいに直ったので、父も嬉しそうです。
きれいに直ったので、父も嬉しそうです。

そういうわけで、届いたと思ったら、いきなり入院してしまったムラーノだったのですが、この日がめでたく退院の日でした。母曰く「ちょっと踏んだだけで異様に加速する」レンタカーのブルーバード(G11)に乗って、両親と一緒に日産に向かいました。

成田市に入ったあたりで、桜が満開になりました。
成田市に入ったあたりで、桜が満開になりました。

せっかくムラーノが返ってきたので、前々から行ってみたいと僕が言っていた、千葉県成田市にある、サウンドハウスのショールームに行くことになりました。ムラーノのナビをセットして、案内されるままに進んでいくと、土浦ではまだつぼみだった桜がだんだんと開いていって、利根川を渡ったころにはおよそ満開になっていました。

サウンドハウスのショールーム外観。
サウンドハウスのショールーム外観。財布と携帯電話を入れている小さなバッグを肩からさげて行ったら、守衛さんに「バッグは置いてきてください」と止められました。

サウンドハウスのショールームは、勝手に倉庫のようなところ(例えばコストコのような)を想像していたのですが、きちんとしたショールームだったので驚きました。普段、自宅で作曲に使用しているローランド製の MIDI キーボードがあちこちダメになっていたので(中学二年生の時に、秋葉原のラオックス楽器館で購入したもので、ずいぶん長持ちしています)、新しいキーボードを購入しました。1 万円ほどの安物ですが、僕の場合、キーボードは奥行きが狭ければ狭いほど嬉しいので、これがベストなのです。キーボードの話はまたそのうち。

成田空港の滑走路にて。
成田空港の滑走路にて。すでに周りは暗かったため、ここまでズームすると飛行機がぶれてしまいますので、飛行機に合わせてカメラを振って撮影します。初めてやってみましたが、割とうまくいった…かな?

ついでに、今まで一度も行ったことがなかった、成田空港にも寄らせてもらいました。第一ターミナルからでないと滑走路が見られないということがわかるまでに 1 時間以上かかりましたが、ぎりぎり日が暮れきってしまう前に、離陸の様子を眺めることができました。迷っている間に、第二ターミナルの二階で TOKIO の皆さんを見かけました。深々と帽子をかぶった小柄な女性に「お疲れ様でした!」と声をかけていましたが、一体あの方はどなただったのでしょうか。

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日記

兄嫁のバーベキュー

この日焼かれたもろもろ。
この日焼かれたもろもろ。

僕の兄は国際結婚をしています。お相手の方はロサンゼルス出身の、ご本人いわく「アイルランド系アメリカ人」です。同じ日本国内であっても、所変われば文化や味がどんどん変化していきますが、日本とアメリカともなるとその激変っぷりは甚だしく、お互いに困惑してしまうことはよくあります。

バーベキューといえば、暑い日差しが照りつける中、野外で思い思いのものを焼きながらビールを頂き、「俺のタマネギをとるな」だとか、「人の焼いた肉を食いやがって」だとか言いながら、エバラ焼肉のたれの辛口が足りなくなるとか、大根おろしをこぼすとか、まあそういった情景を思い浮かべるのが我々の常だと思います。

しかしこの日兄夫妻に招かれて行ったバーベキューは、兄嫁が設定した内容で、こういった内容でした。

  • 焼くのは屋外、食べるのは屋内。
  • 焼肉のたれはエバラでもおろし醤油でもなく、ロメスコとゴマダレ。
  • ワインを飲む。
  • 野菜は焼いてから切る。
  • アスパラガスやパプリカも焼く。
  • 長ネギは 10 cm 程度の長さに切ってある(向こうでは切らないらしい)。

いやー本当に所変われば!ですよ。しかも、全体的に日本のバーベキューよりもうまい!

  • ロメスコはスペインのカタルーニャ発祥の地方のソース。これが絶品。
  • バーベキューには辛口ワインがよく合う。
  • 切ってから焼いた野菜はぱさぱさになるけど、焼いてから切った野菜は外がカリカリ、中がプリプリ、中間部がサクサクと、完璧なお味。特にタマネギを丸ごと焼くとは思わなかったけれど、これがうまい!
  • アスパラガスは用意したほうがいい。パプリカもおいしい。ちなみに英語でパプリカといえば、パプリカから作った粉末の実を指すのだそうで、英語では野菜のことは “red bell pepper(赤い鐘型トウガラシ)” と呼ぶそうな。
  • 長ネギは真っ黒焦げの中から芯の部分をツルっと吸いだして食べるのがうまい!
手作りのロメスコ。おいしい!
手作りのロメスコ。おいしい!

バーベキューというのは、スペインの料理がルーツになっているとか。そういうわけかわざわざ用意してくださった手作りのロメスコは、また食べたいと思わせる味でした。しかしやはり日本育ちのためか、僕はどうしてもポン酢が欲しいと思ってしまいました。母も同じように思ったようで、そのことを告げたら「じゃあ今度は Ponzu を作りましょう」との事。料理上手な兄嫁の作るポン酢が今から楽しみです 😉 。

ところで、後で知ったのですが、アメリカのバーベキューというのは日本のバーベキューとは雰囲気が違うそうです。日本ではみんなで集まってワイワイやるものというイメージがあると思いますが、アメリカではその家庭のルーツやこだわり・趣向をアピールする、きちんとした「おもてなし」の機会なのだとか。

なるほど、と思ってインターネットでアメリカのバーベキューの写真を検索してみると、本当にみなオリジナリティあふれるパーティーを開いていることがわかりました。兄嫁はかなり、日本風に調整してくださっていたようです。本当に所変われば、ですね。「ポン酢ほしい」なんて言っちゃだめだったんですよ、まったくお恥ずかしい 😳 。今度は我々ももっと礼を尽くして「もてなされる」という心構えでお伺いしなければならない、と思いました。