カテゴリー
感想

第 76 回 NHK 全国学校音楽コンクール 東北ブロックコンクール

会場の名取市文化会館大ホール。撮影禁止でしたが、これを撮影したのは開会式よりも前ですので許して下さい。
会場の名取市文化会館大ホール。撮影禁止でしたが、これを撮影したのは開会式よりも前ですので許して下さい。

合唱王国とまで言われる福島に住んでいながら、これまで器楽にばかり気を取られて、合唱のコンクールを観に行ったことがありませんでした。福島から割合に近い宮城県の名取市で、NHK 全国学校音楽コンクール(N コン)の東北ブロックコンクールが開催されましたので、行ってきました。

名取市文化会館の外観。写真の順序が逆ですね。
名取市文化会館の外観。写真の順序が逆ですね。

過去 20 年間の N コン全国大会で、合計 12 回も優勝している東北勢の演奏は、やはりどこも素晴らしかったです。とくに自由曲は、やや前衛的な難曲にも果敢に挑戦しており、レベルの高さを見せつけられずにはいられないステージの連続でした。そのためか、非常にポップで平易な課題曲を逆にもてあましているような団体が多かったようです。後で知りましたが、課題曲の後半の楽譜はスキャット部として設定されていたようです。そこは自由に演奏してよく、そのパフォーマンスも採点に含むということだったようです。硬派でクラシック一筋の合唱部には、逆につらい話だったのではないでしょうか。

終演後。このコントラストが秋らしいですね。
終演後。このコントラストが秋らしいですね。

この課題曲を上手に乗りこなしていたと感じたのは、第三女子でした。やや走り気味でかまびすしい演奏でしたが、この曲はむしろそのぐらいの方が聴いていて心地よいものでした。対照的に橘の演奏はきっちりと型にはまった印象できびきびとしていましたが、今回同校が金賞を逃したのは、この曲にそういうアプローチをしてはいけない、という審査が下ったということなのでしょうか。僕個人は橘高校の演奏を聴いたときに初めてこの曲の歌詞を一字一句聞き取ることができて、「あ、そんな歌だったんだ(笑)」と感動したものだったのですが 😉 。

自由曲はどこも本当に素晴らしい演奏でしたが、代表に選ばれた二校はどちらも無伴奏で六声でしたので、伴奏つきの三声や四声は評価がどうしても低くなるということなのでしょうか。演奏会として聴いている分には、橘と喜多方が選曲・演奏ともに好みでした。とくに喜多方の男性パートはもう高校生とは思えない声で、正直びっくりしました。

ちなみに、課題曲の歌詞について。若い高校生の自分はひとり立ちするのがまだへたくそかもしれないけれど、自分の思うままに生きさせてほしい、というような内容で流れてきた曲の途中にこんな一節が。

おとうさん さよなら もういくね
おかあさん ありがとう 忘れない

全国の高校の合唱部のお父さんお母さんは泣いてしまいますね 😉 。

手づくりハンバーグ HACHI 名取店

[googlemap lat=”38.16825377016259″ lng=”140.89023560285568″ width=”300px” height=”300px” zoom=”19″ type=”G_NORMAL_MAP”]手づくりハンバーグ HACHI 名取店[/googlemap]

仙台の観光案内に掲載されていたので、行ってみることにしました。国道四号を南下して名取市に入った直後、進行方向左側にあるのですが、周囲のお店に邪魔されてほとんど看板も見えず、あやうく通り過ぎるところでした。

HACHI の看板
HACHI の看板

19:20 頃到着しましたが、駐車場がいっぱいで車を停めることができず、しばらく待つことになりました。10 分ほどでひと組のお客さんが出てきたので、お店に入ることができました。

セットのコーンポタージュ。とってもおいしかったです。
セットのコーンポタージュ。とってもおいしかったです。

メニューはたまにエビフライやコロッケがある程度で、お食事はほぼハンバーグのみのお店でした。予算はだいたい一人あたり 1,400 円~2,800 円程度でしょうか。お店のおすすめはコース料理だったのですが、この日は食べきる自信がなかったので、チーズ焼きデミグラスソース(1,150 円)、彼女が目玉焼き添えデミグラスソース(1,150 円)をいただきました。二人ともそれに洋食セット(400 円)とセットドリンク(200 円)を付けたので、1,750 円になりました。

目玉焼き添えデミグラスソースハンバーグ
目玉焼き添えデミグラスソースハンバーグ

手作りのハンバーグはとってもやわらかかったです。ところが、ハンバーグの香りがチーズの香りに完全に負けてしまっていました。彼女の注文したハンバーグを一口いただいたら、僕のハンバーグではわからなかった繊細な香りを楽しむことができました。チーズハンバーグがメニューの最初に載っているのですが、個人的にはそうでない物をお勧めしたいです。

松島 2 日目 その 5 さようなら松島

沈む夕日。
沈む夕日。結局この日は日の出から日の入りまでずっと活動していました。

2 日間歩き回った松島でしたが、とりあえず最低限の目標は達したので、これで帰宅することにしました。もっと見たいところはあったので、時間があればまた日帰りででも来ようかと思います。あまりにも記事の数が増えすぎてしまうので、ご紹介していない観光地もありますが、それもまた別の機会にご紹介できればと思います。

夕陽を眺める僕。
夕陽を眺める僕。

お分かりかと思いますが、今回は施設めぐりが中心になりました。松島の良さの原点は、その自然の姿の美しさにあります。今回は松島四大観をめぐることはしませんでしたし、桜も雪も時期ではなく、おまけに一日目の夜は悪天のため月が見れませんでした。こればかりは自然の問題ですからやむを得ないのですが、もう一度来い、と言われているような気がしてなりません。

松島 2 日目 その 4 瑞巌寺

[googlemap lat=”38.372204″ lng=”141.059701″ width=”300px” height=”300px” zoom=”15″ type=”G_NORMAL_MAP”]瑞巌寺[/googlemap]

松島の最後に、瑞巌寺に行ってきました。瑞巌寺は本堂と庫裏、その廊下が国宝に指定されています。瑞巌寺は関ヶ原の戦いの後に、伊達政宗が熱心に造営を行って完成したということですが、瑞巌寺はただの寺ではなく、仙台城に万が一のことがあったときに、藩主が退避できるよう要塞化してあるのだそうです。

解説のないポイントその 1。これはいったい何でしょう?
解説のないポイントその 1。これはいったい何でしょう?

というようなお話は、現地で有料のガイドさん(3 名まで 1,800 円)をお願いして、その方から伺った話です。くの字型に曲がった参道、庫裏の屋上に備え付けられた櫓、通常と違う並びの畳、そして隠し部屋に隠し通路などなど、確かに随所に合戦用の工夫がありました。

解説のないポイントその 2。いったいどこが見どころでしょうか。
解説のないポイントその 2。いったいどこが見どころでしょうか。

やはり観光先ではガイドをお願いするのが一番だと思います。現地で特に看板などもなかったにもかかわらず、ガイドの方の解説ではじめてわかるようになったことがたくさんありました。そういう場所の写真を掲載しましたので、興味がわいたようでしたら、皆さんも是非現地でガイドをお願いしてみてください。

解説のないポイントその 3。日本語が書いてありますが、読めるでしょうか?
解説のないポイントその 3。日本語が書いてありますが、読めるでしょうか?

撮影が禁止されていたため、国宝の本堂の内部については写真を掲載できないのですが、本堂の内部こそガイドさんの解説がますます冴えていたことも書き加えておきたいと思います。会話と指差し確認をしながら解説してもらわない限り、本堂の見どころはわれわれ素人には気がつかないと思います。

解説のないポイントその 4。参道の石が何の石だか、お分かりになりますでしょうか。
解説のないポイントその 4。参道の石が何の石だか、お分かりになりますでしょうか。

同じく国宝である庫裏の向かいに、宝物館があります。こちらは解説が豊富で、じっくり読んだら見終わるまでに 1 時間以上かかると思います。僕も彼女も熱心に読んでいたのですが、ほぼ一日中歩きっぱなしだったので、半分ほど見たところで足が限界を迎えてしまいました。瑞巌寺の本堂の改修工事が今年の 9 月から 8 年間続き、見れなくなってしまいます。その分、その間は宝物館の展示が充実する予定とのことなので、幸い福島からそう遠くないですから、また見に来てみようと思います。

寿し処 まぐろ茶屋 松島店

[googlemap lat=”38.36976″ lng=”141.06027″ width=”300px” height=”300px” zoom=”19″ type=”G_NORMAL_MAP”]宮城県宮城郡松島町松島町内47[/googlemap]

松島旅行では、どこでお昼を食べるか決めるのも頭の痛い問題でした。とにかく候補がたくさんありすぎます。しかし、滅多に来られるわけではないのだから、少々値が張ってもおいしいものを食べたい!ということで、観光案内に載っていた「寿し処 まぐろ茶屋」というお店の「桶ちらしセット(3,150 円)」をいただくことにしました。

寿し処 まぐろ茶屋 松島店。仙台駅前には居酒屋店舗もあるそうです。
寿し処 まぐろ茶屋 松島店。仙台駅前には居酒屋店舗もあるそうです。

日曜の 13:00 頃に行きましたが、お店の外には 15 人ぐらいのお客さんが並んでいました。名簿に名前を書いて、僕らは 4 組目の待ち客になりました。お店にはいれたのは 13:20 頃で、セットの小鉢が出てきたのが 13:25 頃。桶ちらしの登場は、それからさらに 30 分ほど待たなければなりませんでした。

看板。写真下にたくさん映っている人々は、順番待ちのお客さんです。
看板。写真下にたくさん映っている人々は、順番待ちのお客さんです。

それが退屈だったかというと、そんなことは全然ありませんでした。僕らはカウンター席に座ったので、目の前で職人さん 4 人(一人は厨房奥で見えませんでしたが)が全力でメニューを捌き続けている様をずっと観察し続けることができました。とにかく客が多いので、想定外に寿司の具材が消費されてしまうらしく、華麗な包丁さばきをずっと観察することができました 😉 。

先に出てきた小鉢。これは、えーと…なんだっけ?
先に出てきた小鉢。これは、えーと…なんだっけ?

自分の分が出てくるまでに、桶ちらしが 7 個作られて、その様子をずっと見ていました。具材箱に入っているとあるエビが、何度も拾い上げられて桶に乗せられず、また箱に戻されていることに気付きました。ついでに工程も覚えてしまって、そのうち彼女に「次はキュウリだよ、ほら!」なんて言っていたら「お兄ちゃん実況かい?生意気だね(笑)」と言われて赤っ恥 😳 。

僕の桶ちらし。本文に書いたような経緯で、ちょっとだけ大きめのエビが入っています。
僕の桶ちらし。本文に書いたような経緯で、ちょっとだけ大きめのエビが入っています。

口をきいていただいたついでに、先ほどの拾っては戻されるエビのことを伺いました。「ああ、これ?ちょっと大きすぎるんだよ、桶に入らないね。そうだ、お兄ちゃんのになんとか入れてやるよ」と。おお、僕だけ規格外な大きさのエビが乗ることになりました、やった 😉 !

彼女の桶ちらしとおみそ汁。このおみそ汁がまた絶品でした。
彼女の桶ちらしとおみそ汁。このおみそ汁がまた絶品でした。

お味について。もう何か言う必要なんてあるのでしょうか。海の近くで魚介類をいただくのは幸せです。セットでついてきたおみそ汁は、たら汁でした。これがまたボリュームたっぷりな上にとんでもなくおいしかったです 😉 。

松島 2 日目 その 3 観瀾亭・松島博物館

[googlemap lat=”38.369484″ lng=”141.061338″ width=”300px” height=”300px” zoom=”16″ type=”G_NORMAL_MAP”]宮城県宮城郡松島町松島字町内56[/googlemap]

遊覧船を降りてふらふらと歩くと、「観瀾亭・松島博物館」というところがあったので、ふらっと入るといきなり抹茶とお茶受けを勧められました。朝食をいただいたばかりでおなかはいっぱいだったのですが、そういえばこのことは観光案内にも載っていたなと思いだし、いただくことにしました。

観瀾亭の座敷でお茶を待つ僕です。海が見えています。
観瀾亭の座敷でお茶を待つ僕です。海が見えています。

僕は始めて入るお店では、なるべく「おすすめ」と書かれているものか、それがなければ最も中心的なメニュー(主力商品のページの左上とか中央に一番大きく載っているような)をいただくようにしているのですが、今回おすすめされてしまったのが「ずんだもち」。

確か「レディースセット」。彼女がいただきました。おいしそう!
確か「レディースセット」。彼女がいただきました。おいしそう!

困ったことに僕はずんだが苦手なので、他の物を注文しようかとも思いました。しかしこんなところで工藤慎介注文規則を曲げるわけにはいかないというヘンな規律意識が働いて、結局ずんだを注文しました。すると受付の方が「ずんだの大盛りもありますよ」と。しかもそっちにも「おすすめ」と書かれていました。が、こればっかりは絶対注文しません 😉 。

僕の頼んだ抹茶とずんだ餅のセット。ずんだ餅がプラスチックのトレーに入っているのが悲しい、というか許せない(笑)。
僕の頼んだ抹茶とずんだ餅のセット。ずんだ餅がプラスチックのトレーに入っているのが悲しい、というか許せない(笑)。

松島博物館も楽しくみてこれました。「どんぐりころころ」の成立の話も興味深く読んできました。戦国時代の戦争の最中に、戦況の推移と作戦の指示を遠方の砦を守る部下に対して伊達政宗自身が書いた書状が展示されていました。大急ぎで書いているのか字がめちゃめちゃだったのですが、これも印象的でした。

観瀾亭の座敷から、松島湾が見えます。
観瀾亭の座敷から、松島湾が見えます。

個人的に、「戦国武将に学ぶ経営のノウハウ」みたいな論はあまり好きではありませんが、直筆の手紙をじゃんじゃん送るというのは、遠方の部下に対する当時可能だった最大のケアだったのではないかと思います。やっぱり人間同士のお付き合いですから、きちんとしたケアは大切ですよね。織田信長も案外筆まめな人間だったと聞きますし。しかし、こういう話を聞いたからって、現代社会で遠方の部下に直筆の手紙を送ったって駄目ですからね 😉 。

松島 2 日目 その 2 遊覧船第三仁王丸

<div class=”alignright”>[googlemap lat=”38.36923077817335″ lng=”141.06304228305817″ width=”300px” height=”300px” zoom=”16″ type=”G_NORMAL_MAP”]中央観光桟橋[/googlemap]</div>

そういうわけで、海風土に車を停めさせてもらったまま、松島の中心部に向かって歩き始めました。最初の目的地は、遊覧船乗り場です。話を聞いて驚いたのですが、松島には複数の遊覧船があります。さすが、全国有数の景勝地は違いますね。どの遊覧船に乗るか、それを決めるだけでもだいぶ悩むのですが、価格とコースのバランスが良い(と勝手に感じた)第三仁王丸に乗ることに、事前に決めていました。

第三仁王丸。あまりいい写真がありませんでした。
第三仁王丸。あまりいい写真がありませんでした。

海風土を後にした時刻が 9:35 ごろだったので、10:00 出港の便に乗ってしまおうということになりました。出港の 10 分前までに集合してくださいという案内が出ていましたので、15 分で到着できるかどうか不安でした。しかし湾の中心部はいろいろな施設が密集していて、9:50 までに切符を買って桟橋を渡ることができました 😉 。

デッキのカモメ。確かに案外目つきが怖い(笑)
デッキのカモメ。確かに案外目つきが怖い(笑)

鳥が大好きな僕ですので、2F のグリーン席についているデッキで、ひたすら鳥と触れ合おうかと思っていました。ところが彼女がカモメを怖がったことと、2F のグリーン席が船内唯一の喫煙所で、屋外にも関わらずガス室化していたこともあって、結局は船内のシートに座って観光することにしました。

第三仁王丸のグリーン席。あまり混雑していませんでした。
第三仁王丸のグリーン席。この時間帯はあまり混雑していませんでした。

グリーン席はかなり空いていてとっても静かでしたので、船内放送を聞きながら快適に楽しむことができました。話が前後しますが、僕らが 10 時便の旅を終えて桟橋に戻ってくると、11 時便の乗船を待っている人が長い行列を作っていました。もしかすると、11 時の便だとグリーン席もいっぱいになってしまうのかもしれません。

カモメにエサ(えびせん)をやるのに成功しました!しかし、くちばしでつつかれた僕の爪は傷だらけになりました(笑)
カモメにエサ(えびせん)をやるのに成功しました!しかし、くちばしでつつかれた僕の爪は傷だらけになりました(笑)

全体のコースの 7 割程度をまわったところで、船内放送は終了します。そこで、カモメに餌やりをしにいくことにしました。船内の売店でカモメの餌が 100 円で売られているというアナウンスがありましたので、買いに行ってみまたら「かっぱえびせん」だったのには驚きました。動物に人の食べ物をあげると、よくない結果が起こるという話をよく聞きますが、大丈夫なのでしょうか… 😕 。

※ 遊覧船は英語で a tour boat が一番松島の遊覧船に近いようです。辞書で調べるとたくさん訳が出てきて困りました 😉 。