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磐梯吾妻スカイライン 2009 春

[googlemap lat=”37.722544″ lng=”140.256071″ width=”300px” height=”300px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]福島県福島市土湯温泉町鷲倉山[/googlemap]

彼女と一緒に、この日再開通した磐梯吾妻スカイラインに行ってきました。磐梯吾妻スカイラインは福島市内の高湯温泉から吾妻連峰をめぐって土湯峠へと向かう観光有料道路で、秋の紅葉は特にすばらしく人気があり、僕も 2003 年秋から毎年紅葉を見に行っています。

吾妻ロッジ。吾妻スキー場が閉鎖されて、もう 3 年になります。再開はやはり難しいのでしょうか。
吾妻ロッジ。吾妻スキー場が閉鎖されて、もう 3 年になります。再開はやはり難しいのでしょうか。

磐梯吾妻スカイラインは東北地方の高山にあるため、入場できるのは積雪の少ない 4 月上旬~11 月中旬までです。そのうち、紅葉が見ごになるのは、10 月上旬~中旬ごろです。紅葉のシーズン以外は何を見に行けばいいのか、長い間よく知りませんでした。しかし去年、花見山公園にあった観光案内所で、4 月の磐梯吾妻スカイラインを登ると雪の回廊が見れることを知りました。今回再開通初日に磐梯吾妻スカイラインに行ったのは、それを見に行くためでした。

高湯側から登って、7 合目ぐらいの場所で。
高湯側から登って、7 合目ぐらいの場所で。

高湯温泉側のゲートをくぐって、さっそく登り始めました。秋はあたり一面に紅葉した木々が広がっているのですが、この時期はまだ枯れ木だらけです。おかげで登山中は福島市街がよく見えました。雪の積もった山肌が日光を照り返す様もまた美しいのですが、観光案内所で見かけたような雪の回廊はついに現れないまま、山頂付近の浄土平駐車場に到着してしまいました。

9 合目。一切経山から噴煙が上がっているのがわかります
9 合目。一切経山から噴煙が上がっているのがわかります

駐車場に設置されているビジターセンターをのぞいてみると、この前日に撮影された雪の回廊の写真が展示されていました。たった一日で溶けてなくなってしまっただなんて、地球温暖化は本当に深刻なのね…と思っていたら、どうやら雪の回廊は僕らが昇ってきた高湯温泉側とは逆の、土湯温泉側にあることがわかりました。いやあ、危うく引き返してしまうところでした。

雪の回廊。道路の標高最高点を通過した直後あたりで。
雪の回廊。道路の標高最高点を通過した直後あたりで。

そういうわけで、登りと反対側に下り始めました。浄土平を出てしばらく走ると、ようやく雪の回廊に到着しました。今年は例年よりだいぶ雪の壁が低いそうですが、それでもとっても迫力がありました 😉 。次は夏の夜に星を眺めに来ようと思います。こうやって気軽に見に来れるのは、福島にいる間だけですので 😉 。

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磐梯吾妻スカイラインと甲子道路

登山中に見かけたカメムシ。天狗の庭付近にて
登山中に見かけたカメムシ。天狗の庭付近にて

毎年恒例になっている、磐梯吾妻スカイラインへの紅葉狩りに行きました。初めて出かけたのは 2003 年のことで、ふもとの福島市の落葉樹がきれいに色づいたころに登りました。山頂のほうがずっと紅葉が早いという事を知らなかったので、残念ながらすっかり「枯れ木のにぎわい」になっていましたが。

つばくろ谷にて
つばくろ谷にて

スカイラインを登りきった場所には浄土平と呼ばれる平地があって、そこには駐車場と登山道入り口、観光ショップ、それから浄土平ビジターセンターという施設が建っています。センターの資料のおかげでスカイラインの紅葉狩りの時期は 10 月上旬~中旬が良いということがわかり、毎年その時期に行くようにしています。

浄土平から見た空
浄土平から見た空

一番紅葉が美しかったのは、2 年前の 2006 年でした。その時は登り始めたのが昼過ぎで、急いで登らないとあっけにとられてろくに写真も撮れないほどでした。その年も 10 月 15 日に登ったのですが、今年は紅葉が早めだったようで、見頃は少しすぎたかな、という感じがしました。肝心な場所で天気がさえなかったことも原因ではありますが。

双竜の辻を過ぎたあたりで
双竜の辻を過ぎたあたりで

例年はスカイラインを福島市側から登って、福島市側に降りるのですが、今年は数年ぶりに猪苗代側に降りました。実はこの日は 9 月 21 日に開通した甲子トンネルを通ってみようという計画もあったためです。前回猪苗代側に降りたのは、2004 年のことでした。4 年ぶりに降りてみたら、吾妻八景の案内板がきれいに整備しなおされていました。

甲子トンネルの中。彼女に撮影してもらいました。僕が運転中だったので設定が変えられず、ブレブレです(笑)
甲子トンネルの中。彼女に撮影してもらいました。僕が運転中だったので設定が変えられず、ブレブレです(笑)

荒れ放題のドライブイン土湯を通って、猪苗代町・会津若松市を抜けて、下郷町側から西郷町へむけて甲子道路を走りはじめました。今まで彼女を下郷まで送った後に土浦まで帰ろうとすると、50~100 km 程度の迂回コースを走らねばなりませんでした。まだ昔ながらの山道も一部残っているのですが、それも現在工事中とのこと。これで土浦と下郷がぐっと近くなります。

甲子道路の事業開始は昭和 50 年のことでしたが、事業は遅々として進まず、地元出身の彼女などは甲子道路の事を「下郷町のサグラダ・ファミリア」だと思っていたそうです。この事業に着手したころ 20 歳だった方も、今では 53 歳。甲子道路を走っていると、建設途中に地滑りが原因で放棄された未使用の廃道(!)が見え、ちょっと不気味な場所があります。そんな話、他では聞いたことがありません。地元業者が設計図を理解できずに橋を間違えて作ってしまって、一年かけて作りなおしたという間抜けな事故?もあったようですが、とにかく難工事の連続だったようです。本当にお疲れ様でした。前述のとおり、私にとってはなくてはならない道路になりそうです。ありがたく使わせていただきます。