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街とお店

ミニレフ球の代わりになる電球型蛍光灯ってあるのだろうかと、ヤマダ電機の同コーナーの製品の箱を片っ端から開けて大きさを確認していたところ、大学時代の恩師から電話がありました。一緒にお食事でもいかが、と。

街なか広場。
街なか広場。

いい機会でしたので大急ぎで準備をして、待ち合わせ場所の街なか広場に到着したのが予定の 10 分前。福島駅の近くにあるこの広場には、10 年前にはお店(僕の記憶が正しければ、靴屋と本屋)があったのですが、つぶれてしまいました。その後も何度か違う店が建ったのですが、結局何を作ってもつぶれてしまう、という魔のスポットだったらしく、いつの間にか広場にされてしまいました。

この時期でもまだ霜の降りる福島では、夜の冷え込みが厳しいことはわかっていたのですが、急いでいたのでコートを持たずに出てきてしまいました。寒さに耐えかねて彼女と一緒に会女体操(会津女子高等学校体操)をしていたところを先生に目撃されて笑われました。

MaNa's RASOI にて。ホワイトカレー・シーフード、バターベース・チキン、グリルプレート(?)、ナン、映っていませんがターメリック・ライス。
MaNa's RASOI にて。ホワイトカレー・シーフード、バターベース・チキン、グリルプレート(?)、ナン、映っていませんがターメリック・ライス。

先生と僕と彼女の 4 人で MaNa’s RASOI でカレーをいただきました。初対面の R さんは僕の彼女に見つめられて顔を赤くしていました。彼女いわく「かわいい 😳 」だそうで。いったい何をやってるんだか(笑)。

2 軒目はジャズ喫茶 MINGUS へ。開店から 30 周年を迎え、4 月 15 日にテレビで MINGUS が紹介されていたらしく、そのビデオを見せていただきました。

番組ビデオは、ミンガスのメイン・スピーカー、ALTEC A5 にズームしながら始まります。そのシーンにナレーションが、「この店のジャズは、真空管を使った、大型のアンプから流れてくる。」と入るや否や、マスターからの突っ込み「いや、アンプからは聴こえてこないけどね♪」確かに(笑)。

今まであまり意識したことがありませんでしたが、マスターはいい声をしています。役者の声ですね 😉 。取材に来ていた方自身が特別ジャズにうるさい方というわけではなかったらしいのですが、その分ジャズとかジャズ喫茶というもの自体についての話がメインになっていたので、逆にお店の宣伝としてはよかったのではないでしょうか 🙂 。

「(オープン当時の福島駅付近は)もっとにぎやかで。街のど真ん中に店を構えたと思っていたもん。いつの間にか町はずれになっちゃってました(笑)。街がだんだん小っちゃくなってるよね。」というあたりをきいて、街なか広場のことを思い出しました。地方の町が寂れていく原因については大学時代に勉強しましたが、じゃあどうするんだ、と言われてもなかなか難しい問題です。個人的にも悲しいことだとは思いつつも、車で行けない店にはほとんど行かなくなっている自分がいます。いかないというよりも、時間がないから行けないと言った方が正しいでしょうか。

せっかく市街地付近に住んでいるのだから、もうちょっと歩いていけるお店を開拓しようと思いました。

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つづく

ニューミラにて。2008-10-07 撮影
ニューミラにて。2007-10-07 撮影

一年のうち 350 日ぐらいは、彼女と二人か一人きりで食事をしています。特にグルメ雑誌を読んだりすることもないので、通うレストランもだんだんと固定されていきます。そんな僕が彼女の高校時代の友達に、つくば市内にあるインドカレー屋さんの「ニューミラ」を紹介してもらったのが、ちょうど一年前の 10 月 7 日のことでした。

つづいて僕の高校時代の同級生に「ラージャ」というお店を紹介してもらったのが今年のお盆の話です。彼の職場のすぐ近くにあるこのお店もまた、インドカレー屋さんでした。

MANA’s RASOI にて。
MANA’s RASOI にて。

今日は大学時代の恩師が、僕と彼女、それから僕の同級生に夕食をおごって下さいました。行ったお店は「MANA’s RASOI(マナズラゾイ)」というところなのですが、これまたインドカレー屋さんでした。ニューミラから数えて 3 回、他の方の紹介でレストランに入ったわけですが、そのすべてがインドカレー屋さんということになりました。不思議と続くときはあるものです。

MC275 の光。もっとローアングルから撮影した方が綺麗なのですが、その写真は残念ながらピンボケしていました
McIntosh MC275 の真空管の光。もっとローアングルから撮影した方が綺麗なのですが、その写真は残念ながらピンボケしていました

どうしておごっていただいたのかというと、この日は先生が新しく入手された McIntosh(マッキントッシュ) の真空管パワーアンプ「MC275」と、同じく McIntosh のプリアンプ「C22」の導入のお手伝いをしたからでした。どちらもその種類のものでは最高峰といわれる、マニア垂涎のアンプだそうです。

McIntosh C22 の正面パネルの輝き
McIntosh C22 の正面パネルの輝き

最初「マッキントッシュを買ったんだ」と言われたとき、僕はてっきりパソコンを購入したのだとばかり思っていました。先生は大学院時代に筋金入りの「マカー」に教育されて以来、一貫した Mac ユーザーだそうで、今では「Macintoshと僕」と題した Mac に対する敗北と愛をつづったエッセーを、大学の情報処理センターの広報誌に寄せてしまうぐらいの立派な「マカー」なのです。「違うよ、マッキンだよ、オーディオの。」と言われるまでパソコンを買ったと思われても不思議はありません。そもそもオーディオにもマッキントッシュがあるなんて、僕は知りませんでした。

先生の自宅のオーディオラック
先生の自宅のオーディオラック

この手の品物は、品質に比例して重量もどんどん増加していく傾向にあります。僕は、要は人足を買って出たわけで、おごっていただいたのはそのお礼としてだったのです。しかし、本当に重たいものを運ぶのは一瞬だけです。あとの大部分の時間はぼーっと突っ立っていて、オーディオラック裏側で配線と格闘中の先生からたまに「おーい、1.5m のケーブルとってくれ~」なんていわれるのをただまっていただけだったりします。

このオーディオラック、いったい総額いくらになるのでしょうか。先生は「もうこれ以上のものは求めません」とおっしゃっていました。たしかにラックにマウントされているアンプ類はそうかもしれませんが、そうなると今度はスピーカーでしょうか。僕にカレー屋さんが続くことよりは、よっぽどあり得そうな話に思われます 😎 。組みあがったオーディオから出てくる音は確かにすばらしいものだと思いました。McIntosh 導入ほんとうにおめでとうございます。これからまた新たな「McIntoshと僕」がつづられてゆくのでしょう。