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SATA HDD を増設したら、PC が起動せず

SSD に Windows 7 を無事にインストールできたので、いままでシステムドライブだった HDD を、データの復旧とストレージ・デバイスとして使用するためにマザー・ボードに接続しました。

ところが、電源を投入しても、ビープ音すらなりません。いま、SSD を接続している電源ケーブルは、数年間にわたって HDD 3 台に電源を供給してきたケーブル。ひょっとして、このケーブルに 5 V の電気を供給する能力が衰えているのではと思い、違うケーブルから接続したところ、うまく動きました!

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こんな写真じゃわからないと思いますが、別系統になっています。電源内部って、ケーブルごとにユニットがわかれているのでしょうか。

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Intel Solid-State Drive 520 Series 120 GB 開封と取り付け

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さっそく開封してみました。中に入っているのは、CD、説明書、ネジ 2 種、SATA ケーブル、本体、ステッカー、電源コネクター、そしてマウント用の金具。
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「保証書は製品に同梱されています。」とあるけど、どこにもそのような紙はみつからず。どうやら、CD-ROM に入っている PDF ファイルが保証書のようです。時代は変わったなあ。

説明書も CD-ROM に入った PDF ファイルを読むようになっています。それにしたがって、マウンターに SSD を取り付けてから、ケースにネジ止めしました。
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以上で SSD の取り付けは完了。つづいて Windows 7 のインストールにかかります。

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オープンラック 1860 (K12-7157) [デイツー・オリジナル]

パッケージ。2 基買いました。
パッケージ。2 基買いました。

引越し先の仕事部屋で使おうと思って、近所のケイヨーデイツーにて購入しました。3,980 円でした。昔は山善の同等品が販売されていたはずだと思ったのですが、見当たらなかったのでこちらを購入してみました。

必ず二人で組み立てて下さいと書かれていましたが、一人でも組み立てられました。身長の低い方・筋力に自信のない方は、本体の高さが 180 cm、重さが 20 kg となっていますので、2 人以上で組み立てるべきだと思います。

背板と穴の省略の様子がわかると思います。
背板と穴の省略の様子がわかると思います。

安い割にはおおむね不満のない作りなのですが、もともと購入するつもりだった山善のオープンラックと比較して、何箇所か気になった点を書いておきたいと思います。ただし、山善は送料込みで 4,980 円となっておりますので、別にケイヨーが悪いと言いたいわけではありません。

背板が 2 つに分かれている

山善では背板が 1 枚に繋がっているのですが、ケイヨーは 2 枚にわかれており、間にプラスチック製のつなぎの部品があります。コストダウンよりも、商品の陳列棚の奥行きを小さくとれる点が魅力で、こういう仕様になったのではないかな?と感じました。もしかすると、2 つに分かれている方がタフだったりするのかもしれません。真相はどうなのでしょうか。

移動棚用の穴が少し省略されている

移動棚用の穴が、等間隔で棚の上から下まで全部開けられているものだと思い込んでいました。ところが組み立ててみると、ところどころに穴が省略されている場所がありました。最下段に A4 の棚を作ろうとすると、ちょうどいいところの穴が省略されていることに気づきます。A4 の棚は 30 cm 強の高さ(A4 ファイルのことも考えれば 35 cm 程度)が必要なのですが、最下段に作れる棚の高さは 28cm(入らない!)か 50cm(大きすぎ!)になってしまいます。しかたがないので中段に A4 と B4 の棚を作るのですが、そうすると最上段と最下段には文庫しか入らなくなってしまいます。こんなデカイ棚に文庫など入れる必要はないのですが、実際には A4 2 段、B4 1 段、文庫 4 段という、非常に都合の悪い組み合わせしかできなくなってしまいます。A4 の棚を作る必要がなければ問題ないのですが、僕にとっては大変困った問題となりました。

棚の高さ 80 cm ほどの所に、固定棚が 1 枚つきます。裏表のない部品なのですが、印刷にむらがあります。よく見て、自分の好みに合った面が上を向くようにつけるとよいと思います。

僕の手持ちの書類は A4 のものが多いので、この棚は本の収納には使わないことにしました。机の奥に置いて、普段あまり使用しない製本機などを収納しておこうと思っています。

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F200EXR

ダイナミックレンジ優先モード

高感度・低ノイズ優先モード
高感度・低ノイズ優先モード。袋の光っている部分が白とびしています。
ダイナミックレンジ優先モード
ダイナミックレンジ優先モード。光っている部分が白とびしていません。チジミの袋の文字も読めます。

携帯電話やコンパクトカメラで撮影した写真には、かなりの高確率で白とびしてしまっている写真が混ざります。白とびとは、写真内の明るい部分が、カメラの認識できる限界を超えてしまった結果、真っ白に写ってしまうことをいいます。FinePix F200EXR のダイナミックレンジ優先モードは、瞬間的に露出のことなる映像を 2 枚撮影して、合成します。これによって、白とびを高度に抑えてくれます。最近は特定の状況を除いて、ほとんどの写真をこのモードで撮影しています。暗いところで撮影する場合でも、金属やアクリルなどのように光を反射するものや、発光している光源が写真に入るような場合には、やはりダイナミックレンジ優先モードが優れています。

もちろん、デメリットもあります。

  • 2 枚の写真を合成するため、手ぶれが発生しやすくなります → 三脚が欲しいです。
  • 解像度は 600 万画素に制限されます → 600 万画素でも通常は十分です。メモ代わりに印刷物を撮影するなら高解像度優先モードへ。
  • フラッシュを使用できません → フラッシュを使用しなければならないような状況なら、高感度・低ノイズ優先モードにします。
  • ISO が 200 よりも小さくならないため、あまりにも眩しすぎる朝日の撮影などには向きません → 眩しすぎる場合は EXR オートにします。手動では設定できない裏モード?になります。
  • おそらく、激しく動き回る被写体を撮影するのにも向いていません → そういう場合も EXR オートが良いと思います。

しかし、これらのデメリットを補って余りあるほど、このモードで撮影された写真は優れています。良い写真を撮るために、努力と忍耐が必要になってくるという点で、上級者向けのモードとも言えるのかもしれません

EXR オートに設定しただけでは、ダイナミックレンジ優先モードの真価は発揮されません。オートの設定だと、ダイナミックレンジが 400% までしか拡張されないためです。以下の手順で 800% に設定します。

  1. モードダイヤルを EXR に合わせたあと、MENU ボタンを押して撮影メニューを表示します。
  2. 撮影モードを選択して OK を押します。
  3. ダイナミックレンジ優先を選択して OK を押します。
  4. F ボタンを押して F モードメニューを開きます。
  5. ダイナミックレンジを選択して OK を押します。
  6. 800% を選択して OK を押します。

普段はこの設定にして持ち歩くことをおすすめします。

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Vitz

内気循環への切り替えを勝手に行ってしまうヴィッツの不具合

ヴィッツのエアコンのパネル。
ヴィッツのエアコンのパネル。

僕のヴィッツにはオートエアコンが装備されています。普段はオートで使用していてあまり問題はないのですが、車内が暑い時に AUTO スイッチを押すと、内外気切り替えスイッチをヴィッツが勝手に操作して、内気循環にセットしてしまいます。エアコンを ON にしてある場合にはそれでも構わないのかもしれませんが、この時期は車内の温度が 30 度、外気温が 10 度なんていう事がよくあります。いったん窓を開けて換気したらふたたび窓を閉めて、エアコンの送風口から外気を導入して温度を一定に保つようにしたいのですが、スイッチを入れるたびに内気循環に切り替えられてしまうので、その都度ボタンを押さなければならず、厄介です。

いつでも必ず内気循環に切り替えるとわかっているなら、AUTO → 内外気切り替えスイッチとたて続けに押せばそれで事が足りるのですが、ある程度車内の温度が下がってくると、今度は逆に外気導入に頼んでいないのに切り替えようとしはじめます。結果、しばらく時間がたつと、再びじりじりと車内の温度が上昇し、気が付いたら内気循環になっていた!というケースがこの時期には多発します。磐越自動車道ではアクセルを全開にしてもさっぱりスピードが上がらないほど非力なヴィッツです(シフトレバーをスポーツにすれば加速しますが)。エアコンは極力 OFF のままで走りたいと思っているのは僕だけではないと思います。

内外気切り替えスイッチの操作は、AUTO スイッチを押したときに行うのではなくて、エアコンスイッチを押したときに行うべきではないかと思うのですが、どうなのでしょうか。今後のモデルチェンジで改良されることを願います。

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Hardware

GF9800GT-E512HD/GE(玄人志向)

GF9800GT-E512HD/GE のボード写真。蛍光灯の明かりなので見づらい。
NVIDIA GeForce 9800 GT GE を搭載した、玄人志向 GF9800GT-E512HD/GE。DRAM は 512MB、Samsung。

前回ビデオカードを交換したのは、2007 年 8 月 23 日のことでした。その時は ELSA GLADIAC 743 GT が故障してしまったために交換したのですが、今回は故障してしまったわけではありません。しかし、HDMI 端子をもったビデオカードが欲しくなりましたし、予期せぬ故障に見舞われるとまた大惨事になりますので、仕事に隙のできた今のうちに交換しておくことにしました。

二枚のビデオカードを並べて撮影。
突然故障した、NVIDIA GeForce 6600 GT 搭載の Elsa Gladiac 743 GT(右)。ファンレスだが無茶苦茶熱い、NVIDIA GeForce 7600 GS 搭載の ASUS EN7600GS Silent(左)。

今回購入したのは、玄人志向の GF9800GT-E512HD/GE という製品です。NVIDIA の GeForce 9800 GT の GE 版(超省電力版)を搭載し、補助電源無しでもそこそこのパフォーマンスで動く、安価なすぐれもの。もはや血眼になってゲームをする機会もないだろうから(このカードでも現在のゲームは十分遊べるだろうとは思いますが)、今の僕にはこれが最適です。

さて、この手の作業が順調にいかないのはもはや当然、やはり今回もトラブルに見舞われました。交換したとたん、Adobe 製品群を使用していると、ブルースクリーンを表示することさえなく、突然のリセット。この件でようやく知ったのですが、Windows XP って、ブルースクリーンを表示する設定にしておかないと、何も言わずリセットするようになっているのですね。10 年近く使用してきて、全然知りませんでした 😉 。とにかく次々と襲いかかってくる、nv4_disp.dll を原因とするブルースクリーンで何度となく PC はフリーズし、そのたびに再起動(僕の Windows XP はこれに 10 分近くかかります)を繰り返し、気が付けば時間は朝の 10 時、慌てて寝て 12 時に作業再開。

そんな調子の二日間でしたが、結果、問題は解決しました。今回まずかったポイントは、NVIDIA の提供している最新のドライバをインストールしてしまったこと。これがどうやらバグだらけだったようで、半年以上前の古いドライバ(186.18)を導入したら、あっさり安定しました。こういうときはゲーマー達の知識に助けられますね。彼らいわく、186.18 よりも後のドライバは問題だらけなんだそうな。

おごれるものも久しからず。最速の誉れ高く、多くの信者に守られおごり高ぶっていた 3dfx を叩きのめし、圧倒的な性能で競合他社をことごとく倒産に追い込んだ NVIDIA。そんな同社も ATi に追い上げられ、CPU メーカーにビデオ機能を統合され、ドライバの評判も悪いようでは、いよいよ同社も斜陽が迫っているのでしょうか。

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FinePix F200EXR を使って曇りの野外で撮影する

DR800 を使用した写真。このブログの 7 月 30 日の写真と比べてみてください。空の臨場感は残念ですし、若干の白トビは残っていますが、真夏の眩しい曇り空で林の陰から雲の色合いまで必死に写真に収めてくれる F200EXR には感謝しています。
DR800 を使用した写真。このブログの 7 月 30 日の写真と比べてみてください。空の臨場感は残念ですし、若干の白トビは残っていますが、真夏の眩しい曇り空で林の陰から雲の色合いまで必死に写真に収めてくれる F200EXR には感謝しています。

FinePix F200EXR には DR800 という、強力に白トビを抑える機能が備わっています。カメラが AUTO に設定されていると自動的に DR800 が選択されることはないため、普段使われずじまいの機能なのですが、上手に使うとかなり便利な機能です。

DR800 を選択するには、まずモードダイヤルを [EXR] に合わせます。次に [MENU/OK] ボタンを押して「撮影メニュー」を開きます。 [撮影モード] を選んで、メニューの中から [ダイナミックレンジ優先] を選びます。いったんメニューが閉じますので、今度は [F] ボタンを押して「モードメニュー」を開きます。[ダイナミックレンジ] を選んで、[800%] に設定します。これで、DR800 が設定されます。

あとは、わざとオーバーな露出にして撮影します。眩しい空と地上の林を同時に収めたければ、いったん地上の景色にフレームを合わせてシャッターを半押しして、露出とピントを合わせます。その後、そのまま半押ししながら撮影したい風景をファインダーに収めます。液晶画面は盛大に白トビしているはずですが、気にせずシャッターを押しこみ撮影します。すると、カメラが白トビを感知して、それを抑えるためににダイナミックレンジを 800% まで自動的に拡張してくれます。

この機能を使う上で覚えておくべきポイントは、白トビするまで DR800 は動作してくれない、という点です。ところが FinePix F200EXR は、DR800 が有効になっていてもなお、白トビしないように露出を絞りこんでしまいます。開発側の意向はおそらく、DR800 はあくまでも撮影が失敗しないための機能という位置づけなのだろうと思います。確かに DR800 で撮影される、「本来白トビしているはずの部分」の画質はそんなによくはありません。また、写真の中で、DR800 が機能して白トビが抑えられている部分と、そうでない部分との境界に、不自然な輪郭が映ってしまうという不都合もあります。しかし、そういった不都合を理解してもなお、DR800 を使用して撮影された写真は、目で見たままの風景に近く、魅力的に感じられます。個人的にはこれからも積極的に DR800 を使用して撮影していきたいと思っています。