DVD Flicker
数コマごとにちらつく。アスペクト比がおかしいが、IfoEdit である程度対応可能?
DVDStyler
音声がおかしい。数コマごとにちらつく。
Free Videos To DVD
音声大丈夫。数コマごとにちらつくが…。
WMV から変換するからいけないのか?
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音声大丈夫。数コマごとにちらつくが…。
WMV から変換するからいけないのか?
デスクトップに並んでいるアイコンなんて、アイコンのキャッシュファイルか何かをちょっと読みこむだけで表示できるのだから、たくさん並べてあろうが 1 つも無い状態だろうが、システムの起動時間に与える影響はほとんどないだろう、と長い間考えていました。しかし、何としてでも Windows XP の起動時間を短縮したくてたまらなくなった僕は、このアイコンをどかしてみることにしました。
デスクトップに並んでいたファイルの数は 80 個。容量は 1.72 GB でした。これらは、作業中に僕がとったメモ類(テキストのほか、作曲中に録音した音声ファイル等も含みます)と、未完成の仕事ファイルです(仕事が終了したあと、マイドキュメントフォルダに移しています)。移動の前後で、起動時間は以下のように変化しました。
「ようこそ」画面が表示されるまで | Firefox のデフォルトページの読み込みが完了するまで | |
デスクトップのアイコン移動前 | 1 分 53 秒 | 6 分 03 秒 |
デスクトップのアイコン移動後 | 1 分 33 秒 | 5 分 46 秒 |
デスクトップのアイコンは、「ようこそ」画面が表示される前に読み込まれているようです。また、アイコンの画像の読み込みには、アイコン 1 個あたり平均 0.25 秒かかるようです。案外バカになりませんね。移動してよかったです。
しかし、まだまだ起動の遅さが気になります。また今度、短縮を狙ってみたいと思います。
バージョンアップの度に新たな機能が増え、そしてその機能は大抵バグを持っており、さらにそれにつられてこれまで問題なかった別な機能までもがバグを抱えるようになるという、悪循環に陥ったまま抜け出せない Finale シリーズ。今回のバージョンアップでも、新たなバグの増加が確認できています。
発想記号の仕様が変わり、これまでのような音符付随・小節付随の別が無くなりました。ところが残念ながらこの新仕様のテストが不十分のようで、混合拍子を使った小節に対して、発想記号の配置設定が反映されなくなるというバグが発生してしまっているようです。
イーフロンティアのユーザーサポートに問い合わせたところ、混合拍子の分母ボックスを 2 つ以上使わないようにすれば、バグが発生しないとのこと。ですので、今回の検証画像のようなケースの場合は、回避画像の 1 小節目ような拍子設定にしてやればなんとかなるようです。
回避画像の 2 小節目の拍子設定は、1 小節目の設定に加えて「表示専用に別の拍子記号を使う」チェックボックスをチェックし、自然な拍子表記に改めたものです。これもユーザーサポートからのアドバイスによるものです。
開発元が既に Finale 2009 の開発を打ち切っているため、このバグの解消は Finale 2010 以降に持ち越されるそうです。
完成した譜面を PDF ファイルで納品することが多いのですが、譜面を制作するために使用している Finale 2008 は PDF ファイルを作成することができません。サードパーティー製の PDF 出力ソフトウェアを別途用意する必要があります。
その用途のソフトウェアとして、長い間 PrimoPDF というソフトウェアを使用してきました。無料で使用できる良品なのですが、ファイル名に日本語を含むことができませんでした。また、バージョンが 4 になって以降は、以前と比べて動作が重鈍になるきらいもありました。
そんな折、PDF に透かしを入れるためにソフトウェアを検索していたところ、PrimoPDF と同等の機能をもったソフトウェアを多数見つけることができました。透かしを入れるソフトウェアについてはこちらにまとめておきましたが、いい機会なので、PDF ファイルを出力するソフトウェアも一度再評価してみることにしました。
先ほども書いたとおり、日本語のファイル名が出力できません。またバージョンが 4 になって以来、動作が重たくなってしまったように感じられます。フリーで使えるので、悪いソフトウェアではありません。文書のタグを書いたり、セキュリティを設定することもできます。
Finale のプリントボタンをプッシュしてから、PDF ファイルが完成するまでにかかる時間は約 6.8 秒、出力したファイルのサイズは 132 KB でした。
ScanSoft PDF Edit 2 Professional の体験版に付属してきた、PDF 出力ソフトウェア。さすがに高機能ですし、出力時間は同ファイルで約 5.4 秒、サイズも 116 KB と優れています。
日本製のフリーソフトのようですが、どなたが制作なさっていらっしゃるのかさっぱり見えない、不思議なソフトウェアです。動作が遅く、同じ PDF ファイルの出力に約 8.8 秒かかりました。しかも、Finale の譜頭がうまく PDF 化できない不具合もありましたので、残念ながら導入することはできませんでした。
SourceForge に登録されている、GPL の PDF 出力ソフトウェアです。PDF の出力に約 10 秒かかりましたが、出力されたファイルのサイズは 91 KB と、最も小さく出力できたソフトウェアでした。
結局、どれも一長一短でした。個人的にはフリーのものから探すなら PDFCreator を使用するでしょうか。GPL で開発されているため、将来少しずつ改良されていく期待が持てますし、ファイルサイズが群を抜いて小さくなるのは魅力的です。
僕は PDF Edit 2 Professional の廉価版である『いきなり PDF Edit 2』を近々購入しようと思っているので、当面は DocuCom にお世話になることになりそうです。
「警告の臨時記号」は便利なプラグインですが、バグがあるので注意が必要です。うっかり使うと、まき散らされてしまった不要な臨時記号を削除するために、丸一日費やすはめに遭いかねません。
上が今回の譜例です。2 小節目の 1 拍目で II♭7 がドミナントを代理し、それを気に変二長調に転調後、IV を経てイ長調 II7、IVm をハ長調の II7 と読み換えて V7、I と帰ってきます。記譜のルールに従えば、3 小節目の管楽器には臨時記号は必要ありません。しかし、こういう展開が繰り返されるような状況では、ぜひ 3 小節目に思いやりの臨時記号が欲しいところです。そこで、以下のような設定で臨時記号を適用してみます。
上記は Finale をインストールした直後の、デフォルトの設定と同じです。この設定で OK を押すと、譜面の 2~3 小節目が以下のようになります。
「括弧付き」にチェックを入れていないにもかかわらず、2 段目のホルンと 3 段目のトランペットの、本来カッコ書きにしてはならない 2 小節目(上の画像の左側の小節)の臨時記号がカッコ書きになってしまっています。これが「警告の臨時記号」プラグインのバグです。
回避するためには、「オプション・ツールバー」の「移調楽器を実音で表示」ボタンを押すか、Finale のメニューバーから「書類」→「移調楽器を実音で表示」 を選ぶか、どちらかを行って実音表示にしたうえでプラグインを適用します。
間違えてかけてしまいバグが発生した場合、TGTools Pro の臨時記号プラグインを使って修正できるのですが、Finale 2008 日本語版には TGTools Pro がうまくインストールできないので、修正しづらいです。
楽譜の PDF をダウンロード販売するにあたって、複数の PDF にまとめてヘッダーやフッター・透かしをつけたいと思うようになりました。ヘッダーやフッター・透かしとして購入者名などを記入すれば、楽譜の不正コピー防止に少しは役立つはずです。
最終的な僕自身の結論は、『いきなりPDF Edit 3』を購入するということでまとまったのですが、ここに至るまでに試したいろいろなソフトウェアの利点・欠点を、自分自身のためにもまとめておきたいと思います。人によっては、『いきなりPDF Edit 3』等のソフトウェアを購入する必要はないかもしれません。
Microsft VM(Microsoft Java Virtual Machine)が必要になるのですが、このソフトウェアはすでに Microsoft ではサポートされておらず、数々のセキュリティ・ホールも見つかっているようです。残念ながら危険なので使用できません。
フリーソフトなのに透かしを入れたり、分割・結合を行ったりと、大変便利そうなだけに本当に残念です。後継の Concat PDF は透かしをいれる機能がなくなってしまったようです。
ファイルごとに追加するヘッダー・フッター・透かしが異なる今回の用途では、Java のコードで書く必要がある iText を使うのは危険だと判断しました。
大量のファイルに同一の作業を行うときには便利そうです。これのグラフィカルなシェルがあればよかったのに…という発想で、前述の iTextFront は生まれたのでしょうね。
日本語が入力できませんでした。余白の設定もしづらいです。ファイルも一つずつしか選択できません。
しかし手軽に透かしを入れられるソフトウェアであることは確かです。
シェアウェアなので、送金しないと左下に pdfStamp の URL 等が書き込まれます。価格は 1,000 円なのですが、この作者が 3 年以上 web サイトを更新していないので、振り込みはためらわれます。
今回必要な機能はおよそ詰まっています。QR コードの出力にも対応するなど、面白い点もあります。
まとめて複数のファイルに適用することができないことが欠点ですが、既存の PDF ページに指定の PDF ファイルを重ね書きする機能があり、最強のヘッダー・フッター・透かし作成ソフトウェアです。おまけにセキュリティの設定までできます。
複数のファイルにまとめて透かしを入れるソフトウェアは有償のものしか見当たりませんでした。しかし、メーカー製の PDF 編集ソフトウェアが 5,000 円台で購入できるのに、ただ透かしを入れるためだけに 1,000 円払うのは賢くないのではないかと思い、複数のファイルにまとめて透かしを入れることはあきらめました。
そういうわけですので、楽譜のファイルは一つに結合して販売せざるを得ない、という結論に達しました。そうなれば、ヘッダー・フッター・透かしを振ることが簡単にできるからです。ヘッダー・フッター・透かしには購入者の個人情報を手作業で入力するわけですから、ミスは許されません。簡単にできるという事は、その分だけミスを減らすことにつながるのです。
しかし一つに結合された PDF ファイルというものは、その一部のみを印刷するということがとかく難しいものです。PDF ファイルを結合するなら、しおりを作成しなければなりません。また、両面印刷機能のあるプリンタで PDF を一通り印刷した時に、うまくめくれる譜面が仕上がるように余白などもはさまなければ親切とは言えません。
結果、『いきなりPDF EDIT 3』の購入を現在検討しています。このソフトウェアはNuance 社の『PDF EDIT 2 Professional』という製品の廉価版で、そちらの体験版が手に入り、評価できるためです。こちらのページに機能比較表があるので、『いきなりPDF EDIT 3』で使えない機能がどれなのか、評価中に把握することができます。
譜例のようにゆったりとしたテンポの曲の場合、Finale の Human Playback による装飾音符の演奏が曲にうまくなじまない場合があります。このまま演奏させると、このようになります。
[audio:http://www.shinsuke.com/wp-content/uploads/2008/10/p1374-01.mp3]「MIDIツール」を使って発音タイミングを調節してやると、うまく再生できるようになります。
Finale の装飾音符は、初期設定では 128 EDUs に設定されています。EDUs というのは ENIGMA Durational Units の略で、1,024 を四分音符とする音の長さの単位ですから、128 EDUs は 32 分音符相当ということになります。この設定自体を変えるのも一つの手です。「書類」メニューの「プレイバックとレコーディングの設定」メニューを選べば、同名のダイアログボックスが表示され、そこに装飾音符の音価を入力する欄があります。
しかし、装飾音符ごとに長さを調節したい場合もあります。Finale は前打音をすべて親音の拍前に出してしまうので、短前打音などを親音の拍内に入れたい場合などがそうです。そういう場合のために、音符ごとに調節する方法を知っておくと便利です。
まずは MIDI ツールでの変更を Human Playback に反映させるために、設定を変更します。「Human Playbackの初期設定」ダイアログボックス(プレイバックコントローラーの を押し、「プレイバック設定」ダイアログボックスの「HP初期設定」ボタンを押す)の「MIDIデータ」を選択し、「音の始まり/終わり」のプルダウンメニューで「既存の情報を加味」に設定しておきます。
つづいて「MIDIツール」を選択し、目的の音符のある五線をダブルクリックし、目的の装飾音符のマーカーをダブルクリックします。「MIDI ノート編集」ダイアログボックスが開きますので、「音の始まり」テキストボックスに数値を入力していきます。
ここで入力する数値の単位は EDUs で、前述の「プレイバックとレコーディングの設定」ダイアログボックスで設定されている、装飾音符の初期設定と同じ単位です。たとえば -128 と入力すると、128 EDUs 前に出すという意味になります。この際、初期設定の EDUs に加算されるわけではなく、親音から見て 128 EDUs 前に演奏される形になります。
以上を踏まえれば、ここで装飾音符を本来の親音の発音タイミングで発音させたい場合は 0 を入力すれば理屈にあうのですが、-1、0、1 の 3 つの数値は入力しておいても Human Playback に無視されます。有効な数字は絶対値が 2 以上のものだけですので、-2 か 2 を選ぶしかありません。ただし、2 EDUs という長さは 64 分音符の 32 分の 1 の長さしかありませんから、実際にずれているように感じることはないはずです。
前打音の「音の始まり」に 2 EDUs などを入力すると、前打音と親音が同時に発音することになってしまいます。親音の「音の始まり」にも適当な数値を入力して、後ろにずらします。
完成するとこのようになります。お疲れさまでした。
[audio:http://www.shinsuke.com/wp-content/uploads/2008/10/p1374-02.mp3]