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チョコレート・アフター・チョコレート

帝国ホテルのチョコレート。
帝国ホテルのチョコレート。

なぜ暖かい時期になると、高級チョコレートが店頭から姿を消すのか。ヌルヌルと手元で滑ってうまくつかみ上げられないゴンチャロフの高級チョコレートをひとつ食しては、さもしくも右手の親指と人差し指を「チューチュー」とやりながら、その理由を体感していた今日この頃。愚かしくもホワイトデーに買ってしまった大きなチョコレートの箱をようやく平らげ、次なる贈答品に手を出した我々。

「…次は○○ちゃん(中学生)からいただいた、帝国ホテルのチョコレートよっ!」

…っ!!!まだそんな危険なものが残っていたとはっ!!急いで食べたらもったいないし、さりとて溶けても台無しだし、うむむ…と思ったら、このチョコレートはストレートな棒状のもので、ある程度は暑さにも耐えてくれそうでしたから、ひと安心。

高級チョコレートを安心して売ることができるのは、バレンタイン・デーあたりがシーズンの最後だったんだなあ、と。だからバレンタイン・デーにチョコレートを売ろうという機運が高まったのかなあ、なんて、そんな事をぼんやり考えながらいただいた帝国ホテルのチョコレートのマーブル模様が見事で、うっとり見とれていただきつつも、豚インフルエンザの流行から各地で虐殺されている豚たちに思いをはせるべく、VHS に録画されていた『ベイブ都会に出る』を観ていた雨の夜でした。

なんてとりとめのない日記でせーう。

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ホワイトデーの残り香

ホワイトデーのチョコレート。
ホワイトデーのチョコレート。

プレゼントをおくり合うような記念日に対して、「こんなものは○○業者の陰謀だ!」と言いたくなる気持ちはよくわかりますし、そういう面がないとは到底言えないものではありますが、それでもやっぱり何かにかこつけてであっても贈り物をおくったりいただいたりすること自体は嬉しいものです。

バレンタインデーの元になっている聖ウァレンティヌスという人物は、実在した 3 人の人物がモデルになっていると推測されているようですが、彼らが生きていた 3 世紀前後に到底存在し得なかったであろうチョコレートをおくりあうことが、どうしてこんなにも支持されるのか若干不思議に思うことはあります。

日本には 2 月 14 日のバレンタインデーよりちょうど一ヶ月後にホワイトデーがあります。バレンタインデーのお返しを送る日となっていることをいまさら説明する必要はないと思いますが、そういうわけなので僕と彼女の間で 2 回、デパ地下のお菓子ボックスがやり取りされることになりました。

最近の意識調査によれば、多くの女性は男性に贈ったチョコレートを自分も消費するのだとか。例にもれずわれわれもそのようにしていて、バレンタインデー・ホワイトデー両方のお菓子は、二人で一緒に頂くお茶受けとなっているのでした。

明らかに昨年よりも質の落ちるものをプレゼントするということはなかなかできませんので、バレンタインデー・ホワイトデーともに年々エスカレート?して、今年はついにバレンタインデーは Merry’s の二段 Box、ホワイトデーはゼリーとチョコレートのミドルサイズを 1 箱ずつ、という陣容になりました。

二人とも一日に消費できるお菓子の量には限りがありますから、年々食べきるまでにかかる時間が増えてきています。今年はなんと、今日になってようやくホワイトデーのチョコレートの箱を開封することができました。季節は完全に春、間もなく夏も近づいています。あやうく溶けてしまうところです。

韓国にはブラックデー、オレンジデー等など、4 月 14 日以降にもバレンタインデーの余波的なイベントがあるそうですが、その日のうちにレストランで食べるイベントがメインになっているのは、プレゼントを消費しきれず腐る心配をしてのことかもしれませんね。僕も来年は、お菓子を買って帰るよりも当日にレストランに行くことを考えようかと思います。