2009-09-09 記す

北海道で学校の先生をしている大学の後輩が福島にやってきたので、彼に会うために大学生のコンパに合流してきました。会場は 1 年前のコンパと同じ、現役生 K 君の自宅。というわけで、今年も K 君のお誕生日間近の開催なのでした。プレゼントにしようとしていたものは決めてあったのですが、あいにく売り切れだったので花火を届けました。
昨秋も『整理と研究』に関する問題について書きましたが、今年もまた多くの中学校で、この本が夏休みの宿題になっています。この本自体は良くできているのですが、問題はその課題の出し方です。『整理と研究』の 1~2 年生の範囲をすべてノートに解いて提出しろ、というふざけた課題を出す中学校が後を絶ちません。真面目にやると問題集のページ数でざっと 400 ページ程度になります。夏休み中、ほぼ一日 10 ページのペースで解き続けなければ終わらない量です。
この宿題の出し方が、生徒個々の事情をまったく考慮していない馬鹿げたやり方だと気づかない先生があまりにも多いことが、僕は残念でなりません。この本には、難易度別に「基本問題」「A 問題」「B 問題」が掲載されています。生徒の学力別にこれらの問題を見ていくと、下表のようになります。
偏差値 | 基本問題 | A 問題 | B 問題 | 1~2 年生の範囲をすべて解き直すことによる効能 |
68~ | 簡単すぎて時間の無駄 | 簡単 | やや簡単 | いたずらに時間を浪費させて、むしろ成績を下げてしまう。実際の入試問題で高得点を狙うには、量を多くこなすことも重要であり、B 問題を何度も解いても時間の無駄。 |
60~67 | 簡単 | やや簡単 | ちょうど良い | 最も効果が上がる成績帯、おそらくこの本のターゲットはこのあたり。 |
52~59 | やや簡単 | ちょうど良い | やや難しい | ある程度効果が上がるが、B 問題は自力では解けないし、このぐらいの成績では解答・解説も理解できないので、親などの手助けが必要。親が子供の勉強を解さない家庭では、宿題の達成は絶望的となる。 |
44~51 | ちょうど良い | やや難しい | 難しい | 基本問題以外は自力ではほとんど解けないし、解答・解説も理解できないので、つきっきりでみていてくれる人がいない家庭では、宿題に出すだけ無駄となる。 |
~43 | やや難しい | 難しい | 絶望的 | この成績帯の子は、『整理と研究』の解答をノートにうつす作業だけで、夏休みが終わる。このような宿題を出してはならない。 |
偏差値 60~67 以外の生徒に、この本をすべてやってくるように宿題を出すのは間違っていると思います。52~59 の子には出しても良いですが、B 問題は飛ばしても良いという注意書きを添えるべきでしょう。それ以外の偏差値帯に分布する生徒には、即刻、夏休みの課題として課すことを中止すべきです。
成績別に違う宿題を出せばよいのかというと、これもまた難しい問題です。一人一人の生徒は、教科別に成績が異なりますし、毎回テストごとに成績は上下しますから、正確な実力を数値化する作業も割と骨が折れます。さらに、特定の単元だけが苦手な生徒というのも多く、たとえ偏差値が 70 近い子でも、基本問題からしっかりとやりなおした方がいい単元もあったりします。
どうしてもこのような宿題を出したいなら、宿題の成績への反映のさせ方を工夫するべきでしょう。宿題を出さなくても減点せず、宿題を出した場合には何かのテストの成績が悪かった時に加点の材料とする、ぐらいの扱いがちょうど良いでしょう。とてもそんな複雑な成績の管理方法はできない、というのであれば、やはり即刻このような宿題は廃止すべきです。
に行ってきました!床が全面アクリルで、ちょっとクールな空気の漂う搬送レーン、いったい何の工場かわかりますか?
…。
ささ、いかがでしょうか?
正解はこちらです!
…いや、昔からあの特急レーン(※)の中はどういう光景になっているのか、気になって仕方がなかったんです。この日行ったら、一番端の席を案内されたので、これはチャンス!と思って撮影してみました。「工場萌え」の方々の気持ちがよくわかります 😉 。
※ 特急レーン:かっぱ寿司に設置されている、注文した商品を客席まで直接届けるカーゴ。これが登場する以前は、そのたの一般の商品と同じレーンを注文品も回っていたので、取り忘れたり、ほかの客に取られたりする心配があった。元気寿司はいまだに注文品が一般のレーンを回っており、僕らが同店に行かない理由の一つになっている。ちなみに、茶碗蒸しやお味噌汁は特急レーンではなく、店員さんが直接サーブしにくる。特急にしたらこぼれちゃうもんね。特急レーンのブレーキングに耐え切れず、軍艦巻きがコケそうになることがあるが、実際にコケたことは一度もない。よくできている。
社会保険事務所に用事があって、一年ぶりに行ってきました。窓口で事務員さんに詰め寄るお客さんの態度は厳しく、事務所の奥では電話越しに怒鳴られているらしい人がいました。名前や住所などもきかれていたようですが、あれじゃ脅迫を受けているようなものです。
社会保険庁の不正やらなにやらで、ますます針の筵になっているのかもしれないと感じました。最近は同庁関連のニュースがだいぶ減りましたから、これでもかなりマシになってはいるのだと思います。年金が消えた問題が発覚した直後なんて、いったいどういう光景だったのでしょうか。
たとえ組織ぐるみの犯罪といわれる事件が起こったとしても、組織にいる人間が隅々まで有罪とは思えません。尼崎の事故の時などもそうでしたが、そういう事件が起こったからと言って、末端の人間にまで厳しいバッシングを浴びせるのはいかがなものかと思います。度が過ぎればそれも犯罪でしょう。
この日は近所の福島高校で体験入学も開催されていたので、コーヒーを買いに行きがてら昔の教え子に会えないかと、少し覗いてみました。結局会えませんでしたので、今度文化祭でも覗きに行ってみることにしましょう 😉 。そういえば、盲学校・聾学校の近くにカメラマンとアナウンサーらしき人々がいましたが、あれはなんだったのだろう?
FinePix F200EXR を購入して、2 週間以上が経ちました。この間、MALTA さんのライブを観にいったり、名古屋旅行にいったりして、大活躍だった F200EXR ですが、やはり電池の持ちは心配です。
このカメラをいろいろと使ってみて、やはり普段は EXR モードで撮影する写真が、多少のノイズは気になるものの、一番美しく撮れるということがわかりました。しかし、EXR でのオートは常にフォーカスを合わせる作業が進行し続けるため、電池の消耗は激しいようです。今回の名古屋旅行では、250 枚ほど撮影したところで電池残量が 1 目盛減りました。このカメラで 1 目盛減るということは、説明書によれば電池の残量が半分以下に落ち込んだということを表しているそうです。おそらく僕の使用方法では 500 枚程度が限度ということでしょう。
しかし、EXR にはオート以外にも 3 つのモードが備わっています。それぞれ高解像度優先、高感度低ノイズ優先、ダイナミックレンジ優先というモードです。EXR オートに設定しておくと、この 3 つのうちどの機能を使うべきか、常に検討し続けることになり、それが激しく電池を消費するようです。水族館でペンギンのベストショットを収めたい時などは、ダイナミックレンジ優先モードのまま固定でもかまわないはずです。そういうときに EXR オートを使わないようにすれば、もう少し電池の持ちは良くなるかもしれません。どうか予備電池の購入が不要になりますように。
それにしても F200EXR はすばらしいカメラです。安いだけあって、実質的な画面の解像度や、画面全体の臨場感は大したことはありません。しかし、とにかくダイナミックレンジの広さ(白トビに対する耐性)と暗所でのノイズの少なさは、他製品(下手をすると高級一眼レフでさえも)の追随を許さないレベルにあると思います。晴れた日に建物を撮影するようなケースでは、かなり良い写真が撮れるでしょう。もう少し使いこんだら、F200EXR を称えるエントリーを作ってみたいと思います。