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日記

WordPress 2.8 の編集画面のフォント

このところ仕事が大変で、ブログを書く気力がなかなかわきませんでしたが、ようやくひと段落ついたので更新しようと、先々週にバージョン 2.8 へとアップグレードした WordPress の編集画面を開いてガッカリ。WordPress の編集画面に使われているフォントが、再びメイリオからセリフ体のフォントに変えられてしまっているじゃないですか。

WordPress の編集画面のフォントがセリフ体になってしまっている図。
WordPress の編集画面のフォントがセリフ体になってしまっている図。

Microsoft がメイリオフォントを Windows XP にも無償配布するようになって早一年。僕はそれより少し前から Visual Studio 経由で使用していましたから、もう 1 年半以上メイリオを使ってきました。Firefox のオプションで規定のフォントをメイリオに設定していたので、WordPress の編集画面も自動的にメイリオが使われていたのですが、これが WordPress のバージョン 2.7 以降、ブラウザの規定の設定を無視してセリフ体を表示するように、WordPress の仕様が改悪されてしまいました。

メイリオになっている図。メイリオは本当に優れています。きちんとアンチエイリアス処理がされているにもかかわらず、ヒラギノのようにコントラストがボケてしまうことがない。
メイリオになっている図。メイリオは本当に優れています。きちんとアンチエイリアス処理がされているにもかかわらず、ヒラギノのようにコントラストがボケてしまうことがない。

仕方がないので WordPress の CSS をひも解いて、編集画面のフォントをセリフ体に指定している部分を割り出して、その部分の記述をメイリオに切り替える作業を行いました。残念ながらその後 WordPress をバージョン 2.7.1 へとアップグレードしたときに、再び設定がセリフ体へと戻されてしまったのですが、2.7 で作業したときと同じ箇所を修正してやれば、問題は解決してくれました。

ところが、2.8 へのアップグレードを行った今回は、これまで修正してきた箇所を書き換えてもフォントがメイリオになりませんでした。詳しい話はこちらのページに書きましたが、せっかくブログを更新しようと思ったのに、この日はこんなくだらない作業をするだけで、時間をめいっぱい使ってしまったのでした。

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WordPress 2.8 へのアップグレードにまつわる問題

編集画面のフォントがメイリオにならない

WordPress 2.7 へのアップグレードの時にもこの問題が発生していましたが、2.8 へアップグレードした今回もまたこの問題が発生しました。2.7 へアップグレードしたときは、wp-includes/js/tinymce/wordpress.css の 54 行目を修正すれば、フォントをメイリオに変更することができました。ところが今回のアップグレードではそのファイルに変更が加わっていません。

調べてみると、WordPress 2.8 からは新たな CSS ファイル wp-includes/js/tinymce/themes/advanced/skins/wp_theme/content.css が用いられていることがわかりました。このファイルの 75 行目付近にある、

[source language=css]body.mceContentBody {
	font: 13px/19px Georgia, "Times New Roman", "Bitstream Charter", Times, serif;
	padding: 0.6em;
	margin: 0;
}[/source]

この部分の 2 行目に、Meiryo を加えて、

[source language=css]body.mceContentBody {
	font: 13px/19px Meiryo, Georgia, "Times New Roman", "Bitstream Charter", Times, serif;
	padding: 0.6em;
	margin: 0;
}[/source]

と変更すれば、メイリオで編集できるようになります。