コーデック比較記事が完成しました

先日行ったメヒコにて。必死にはぐはぐしているプレコちゃん。セルフィンかなあ?(2008-10-01 撮影)
先日行ったメヒコにて。必死にはぐはぐしているプレコちゃん。セルフィンかなあ?(2008-10-01 撮影)

タイトルの通りです。ようやく完成しました。長かった~ 🙂 。調査方法を変えたり、調査中に調査の間違いに気づいたり、データが変わっているのはわかっているのに聴いてはっきりと区別がつくものがなかったり、いろいろな困難がありました。

「コーデックとはなに?」という質問を受けたので、簡単にお話しします。コーデックというのは、MP3 などのことです。最近はよく電器屋さんにも「MP3 プレイヤー」というコーナーが設けてあったりしますが、あの MP3 です。

MP3 というのは、音楽などの音声データをコンピュータに記録する方法の一つです。コンピュータたちは CD の音楽を 1 分間およそ 100 万字分の「数値」を使って記録したり、再生したりしています。これには、音波の形が座標(グラフ中の高さ)のデータで記録されています。

MP3 はその情報を、1 分間あたりにおよそ 10 万字分の「計算式」に書き直して記録します。音波は膨大な量の数値データの羅列になるのですが、実は音というものはいくつかの曲線が消しあったり増幅しあったりして成り立っています。ですから、それらをひも解いた上でそっくりな曲線になるように式を立ててまとめてやれば、いちいち座標を記録しなくても元の曲線に近い曲線を記録することができるのです。

このようにデータを書きなおすことを「コード(code)する」と言い、コードした計算式を元の数値に戻すことを「デコード(decode)する」と言います。その両方を合わせて co/dec(コーデック)と言い、コードやデコードのルールをさす言葉として用いられています。つまり「MP3 コーデック」と言えば、MP3 という方法でコードしたり、デコードしたりするやり方のルールをさすわけです。

MP3 以外にもさまざまなコード方法があります。Windows Media Player などで使われる WMA や、iTunes などで使われる M4A などです。いずれも数値データを計算式に書き直すルールが異なっているので、同じ曲や音声でも出来上がる計算式が異なります。今回は、それらの差を調べていたのでした。

興味のおありの方はこちらからお進みください。mixi から携帯でご覧になっている方は、パソコンでアクセスなさってください。こんなにまともに文章を書いたのは卒論以来でしょうか。雑誌ライター時代を懐かしく思い出しました 🙂 。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です