カテゴリー
日記

福島市長選挙の日

ゴールデン・マンデリン。珈琲屋 Beans にて。
ゴールデン・マンデリン。珈琲屋 Beans にて。

10 月 30 日に購入したコーヒーがもう無くなってしまったので、いつもの「珈琲屋 Beans」で購入しました。僕のお気に入りはゴールデン・マンデリン。半年ほど前に何の気なしに注文したのですが、味・香りはもちろんのこと、コーヒーには不足しがちなコクすらも最強で、その上マンデリン臭さが無く、これ以上のものは見つけられないんじゃないかと思うほど美味です。僕は遭遇以来欠かさず買い続けておりまして、コーヒーがお好きな方にはぜひご賞味いただきたい逸品です。

福島市内から見える夕陽。大学周辺はこんなに田舎。
福島市内から見える夕陽。大学周辺はこんなに田舎。

さて、この日は珍しく福島大学に用事がありました。金谷川まで久々のドライブ。途中で山の端に沈む夕日が美しかったのでカメラに収めました。関東にお住まいのみなさんには信じられない光景かもしれませんが、夕陽が見られるのはこの角度まで。ここから先が夕陽の美しいところであるはずなのですが、盆地ではこれが最後の輝きです。

投票後、投票所の森合小学校にて。どうしてグラウンドの明かりが付いているのでしょうか。
投票後、投票所の森合小学校にて。どうしてグラウンドの明かりが付いているのでしょうか。

彼女を拾って選挙へ。この日は福島市長選と市議会の補欠選挙がありました。福島市役所に採用された大学時代の後輩が、僕の地区の投票所に現れることが前回の衆院選のおかげで分かっていたので、期待して行ってみたところやはり今回もいらっしゃいました。インフルエンザ対策なのでしょう、みなさんマスク姿でしたが。投票用紙に鉛筆で文字を書く感触を楽しんで(あれ、好きです)、そそくさと投票。

投票所では、やや古ぼけたラジカセから音楽がかかっていました。何がかかっていたのか失念しましたが、ドビュッシーか誰かのピアノ曲だったような気がします。件の後輩はクラシックをたしなむ方なので、彼女のチョイスではないかと思い、「どなたの選曲ですか」と伺ったところ、「選挙管理委員会の指示でかかっている曲です」とのこと。選管って、そんなことまでするんですね 😉

さてさて、仕事仕事 😉

カテゴリー
日記

ガヨマウンテン(アラビカ種ティピカ品種コーヒー、インドネシア)

[googlemap lat=”3.977985″ lng=”97.322536″ width=”300px” height=”300px” zoom=”11″ type=”G_NORMAL_MAP”]Gayo Lues, インドネシア[/googlemap]

2004 年 12 月 26 日に発生したスマトラ島沖地震で、最も大きな被害を受けた地域のひとつ、ナングロ・アチェ・ダルサラーム州。インドネシア共和国スマトラ島北端に位置する同州のガヨ・ルス県というところで、ガヨマウンテンは生産されているそうです。

ガヨ・ルス県にはガヨ人と呼ばれるマレー系民族が居住しているそうです。彼らは独自の言語と文化を持っていて、敬虔なイスラム教徒なんだそうです。ガヨ・ルス県にはガヨ高原と呼ばれる標高の高い地域が広がっていて、ガヨマウンテンの名前はそこから来ているそうです。

ガヨマウンテン。Beans での焼き具合は、中ぐらい?
ガヨマウンテン。Beans での焼き具合は、中ぐらい?

かなり評判の良い豆で、いただく前から楽しみにしていました。ティピカ品種の豆ということで、細長いやや粒の大きなコーヒー豆です。Beans のご主人の焼き具合は、中ぐらいといったところでしょうか。Beans では苦味重視のコーヒーとして分類されている割に、浅目の焼き具合のような気がします。

いただいてみると、酸味・苦味ともにかなり強く、香りはアンズのようなフルーティーな香りで、評判通りの素晴らしい味でした。なるほど、これ以上焼き過ぎて苦味が強くなりすぎると、苦いだけのコーヒーになってしまうのかもしれません。風味のバランスという点では最もすぐれた豆のひとつと目されているようですが、確かにそうかもしれないと思いました。

この豆を買うことで、少しでもスマトラ島沖地震で傷ついた同地を励ますことにつながればと思います。本当においしいコーヒーをありがとうございます。

サン・ジョゼ(アラビカ種ブルボン品種コーヒー、ブラジル)

[googlemap lat=”-22.105501″ lng=”-45.145419″ width=”300px” height=”200px” zoom=”10″ type=”G_NORMAL_MAP”]ブラジル[/googlemap]

サン・ジョゼ(São José)はブラジルのコーヒー。ミナス・ジェライス州(Estado de Minas Gerais)のカルモ・デ・ミナス(Carmo de Minas)にあるサン・ジョゼ農場(Sítio São José)で生産されています。行きつけのコーヒー店「珈琲屋 Beans」で焼いていただきました。200 g で 800 円。

サン・ジョゼ(São José)。Beans での焼き具合は、やや深めぐらい?
サン・ジョゼ(São José)。Beans での焼き具合は、やや深めぐらい?

我々の飲むコーヒーのほとんどを占めるアラビカ種のコーヒーには、さらに細かな品種がたくさんあります。ブラジルではカトゥーラ品種やカトゥアイ品種、ムンド・ノーボ品種などといった、病気に強い新しい品種が栽培の主力になっているそうです。ところが標高 1,150 m のサン・ジョゼ農場では、根強いファンのいるブルボン品種という古い品種が栽培されているそうです。

さっそくいれてみると、甘くてとてもよい香りがします。口に含んでみると、意外とあっさりした味で、苦味も心地よいといった具合です。ゴールデン・マンデリンのような力強い苦みとは、また違う味わいです。このコーヒーは、2005 年のブラジルの Cup of Excellence で第 3 位をマークしています。その時の審査員の講評では、次のように評されています:

神秘的、深い、強い、複雑、オレンジ、メロン、フルーツボウル、はちみつ風味、辛口、良い酸味、洗練された、良いバランス、アンズ、ドライ・ベリー、レーズン、すっきり、甘い、明るい、オレンジのような酸味、メロンの甘さ、複雑なシトラス、ジャスミン、滑らか、良い構造

う~ん、さすがにそれはどうかな?と感じるような評価もありますが、素晴らしいコーヒーであることは間違いないと思います 😉 。