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まほろばの貴婦人

まほろばの貴婦人。
まほろばの貴婦人。

福島のスーパーのお酒コーナーには、おとなりの山形県にある高畠ワイナリーのワインがたいてい置いてあります。高畠ワイナリーは、ブドウの収穫から瓶詰めまでをすべて地元でこなしているようです。彼女が大学時代に山形出身の後輩から差し入れてもらったここのワインがおいしかったというので、試しに買ってみることにしました。

同ワイナリーのフラッグシップワイン、カルベネ・ソーヴィニヨンのビンテージはさすがにスーパーの店頭には無かったのですが、「甘くてとってもおいしかった」と彼女がお気に入りのワイン「まほろばの貴婦人」は 2 本だけ置いてあったので、買ってみました。

帰宅後に冷蔵庫で 20 分ほど冷やして、さっそくいただきました。いや本当に、赤ワインとは思えない甘さです。僕も彼女もワインは甘口党なので、なかなか赤ワインには手が出せないのですが、これはとっても気に入りました!各種チーズと一緒においしくいただきました。

両国屋是清「二人静」

二人静。
二人静。

お土産にいただきました。大和絵の描かれたきれいなパッケージを開けると、小さな和紙に飴のように包まれた二人静がたくさん入っています。噛むとコクっとやさしく割れ、冷たくすっと口で溶ける和三盆のお菓子です。粉っぽいものが大好きな僕にはもってこいのひと品。名古屋にはこんなものもあったんですね 😉 。

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ガヨマウンテン(アラビカ種ティピカ品種コーヒー、インドネシア)

[googlemap lat=”3.977985″ lng=”97.322536″ width=”300px” height=”300px” zoom=”11″ type=”G_NORMAL_MAP”]Gayo Lues, インドネシア[/googlemap]

2004 年 12 月 26 日に発生したスマトラ島沖地震で、最も大きな被害を受けた地域のひとつ、ナングロ・アチェ・ダルサラーム州。インドネシア共和国スマトラ島北端に位置する同州のガヨ・ルス県というところで、ガヨマウンテンは生産されているそうです。

ガヨ・ルス県にはガヨ人と呼ばれるマレー系民族が居住しているそうです。彼らは独自の言語と文化を持っていて、敬虔なイスラム教徒なんだそうです。ガヨ・ルス県にはガヨ高原と呼ばれる標高の高い地域が広がっていて、ガヨマウンテンの名前はそこから来ているそうです。

ガヨマウンテン。Beans での焼き具合は、中ぐらい?
ガヨマウンテン。Beans での焼き具合は、中ぐらい?

かなり評判の良い豆で、いただく前から楽しみにしていました。ティピカ品種の豆ということで、細長いやや粒の大きなコーヒー豆です。Beans のご主人の焼き具合は、中ぐらいといったところでしょうか。Beans では苦味重視のコーヒーとして分類されている割に、浅目の焼き具合のような気がします。

いただいてみると、酸味・苦味ともにかなり強く、香りはアンズのようなフルーティーな香りで、評判通りの素晴らしい味でした。なるほど、これ以上焼き過ぎて苦味が強くなりすぎると、苦いだけのコーヒーになってしまうのかもしれません。風味のバランスという点では最もすぐれた豆のひとつと目されているようですが、確かにそうかもしれないと思いました。

この豆を買うことで、少しでもスマトラ島沖地震で傷ついた同地を励ますことにつながればと思います。本当においしいコーヒーをありがとうございます。

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会津の天神さま(太郎庵・会津坂下町)

会津の天神さま。
会津の天神さま。

太郎庵という、会津で有名なお菓子屋さんの主力商品のひとつ、会津の天神さまをいただきました。カステラ菓子の中に甘いバターと塩味のチーズがサンドされているお菓子です。ご想像いただけるかと思いますが、わりとこってりとしたお菓子です。たまにこのお菓子を苦手とする人もいますが、僕は好きです。

賞味期限が一週間ほどありますので、会津のお土産に迷ったらぜひ候補に入れていただきたいと思います。

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ミルキーウェイ 福島野田町店

[googlemap lat=”37.757078″ lng=”140.446077″ width=”300px” height=”300px” zoom=”19″ type=”G_NORMAL_MAP”]福島県福島市野田町5丁目1−11[/googlemap]

睡眠不足のまま仕事をしてヘトヘトだったので、久々に外食でもしようという話になりました。彼女が珍しく「お肉が食べたい」と言うので、近所にあるミルキーウェイ福島野田町店に行ってきました。

ミルキーウェイ 福島野田町店。
ミルキーウェイ 福島野田町店。

ミルキーウェイは東北地方全域と栃木県に展開しているレストランチェーンです。もともとは仙台市に本社を置く株式会社ミルキーウェイという会社が営業していたらしいのですが、札幌市の株式会社ヴィクトリアステーションと共に 2000 年、ビッグボーイジャパングループに吸収され、今に至っているようです。

サラダバーにはデザートもあります。
サラダバーにはデザートもあります。

そういうわけですので、メニューはビッグボーイジャパンやヴィクトリアステーションとほとんど変わらないのではないかと思います。実際、ウェブサイトでメニューを確認してみたところ、パッと見にはほとんど同じメニューのように見えます。あいにく僕自身はミルキーウェイ以外のお店に入ったことがないので、食べ比べてみたことはないのですが。

この日僕が頼んだ「山盛りおろし大俵ハンバーグ&角切りステーキ(1,130 円)」。サラダバーセット(480 円)もつけました。
この日僕が頼んだ「山盛りおろし大俵ハンバーグ&角切りステーキ(1,130 円)」。サラダバーセット(480 円)もつけました。

ビッグボーイとヴィクトリアステーションも合わると、ほとんど全国展開を果たしているレストランチェーンなので、いまさらメニューについて説明する必要なんてほとんどないと思いますが、入ったことのない方のために一言だけ。このお店はサラダ好きがサラダバーを食べに行くべきお店です。ハンバーグもおいしいのですが、サラダバーのサービスの太っ腹ぶりと、サラダの種類の豊富さ(20 種類ぐらいあるかな)は際立っています。

レストラン側の一番の売り出しメニューは大俵ハンバーグというメニューのようです。ビーフ 100% でレアな焼け具合のハンバーグを、客席で切って焼き足して供するハンバーグです。フライングガーデンの爆弾ハンバーグと同じような感じですが、はたしてどこが最初にやり始めたのでしょうか。

サン・ジョゼ(アラビカ種ブルボン品種コーヒー、ブラジル)

[googlemap lat=”-22.105501″ lng=”-45.145419″ width=”300px” height=”200px” zoom=”10″ type=”G_NORMAL_MAP”]ブラジル[/googlemap]

サン・ジョゼ(São José)はブラジルのコーヒー。ミナス・ジェライス州(Estado de Minas Gerais)のカルモ・デ・ミナス(Carmo de Minas)にあるサン・ジョゼ農場(Sítio São José)で生産されています。行きつけのコーヒー店「珈琲屋 Beans」で焼いていただきました。200 g で 800 円。

サン・ジョゼ(São José)。Beans での焼き具合は、やや深めぐらい?
サン・ジョゼ(São José)。Beans での焼き具合は、やや深めぐらい?

我々の飲むコーヒーのほとんどを占めるアラビカ種のコーヒーには、さらに細かな品種がたくさんあります。ブラジルではカトゥーラ品種やカトゥアイ品種、ムンド・ノーボ品種などといった、病気に強い新しい品種が栽培の主力になっているそうです。ところが標高 1,150 m のサン・ジョゼ農場では、根強いファンのいるブルボン品種という古い品種が栽培されているそうです。

さっそくいれてみると、甘くてとてもよい香りがします。口に含んでみると、意外とあっさりした味で、苦味も心地よいといった具合です。ゴールデン・マンデリンのような力強い苦みとは、また違う味わいです。このコーヒーは、2005 年のブラジルの Cup of Excellence で第 3 位をマークしています。その時の審査員の講評では、次のように評されています:

神秘的、深い、強い、複雑、オレンジ、メロン、フルーツボウル、はちみつ風味、辛口、良い酸味、洗練された、良いバランス、アンズ、ドライ・ベリー、レーズン、すっきり、甘い、明るい、オレンジのような酸味、メロンの甘さ、複雑なシトラス、ジャスミン、滑らか、良い構造

う~ん、さすがにそれはどうかな?と感じるような評価もありますが、素晴らしいコーヒーであることは間違いないと思います 😉 。

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ラヂウム玉子

飯坂温泉名物 元祖 ラヂウム玉子(有機卵)
飯坂温泉名物 元祖 ラヂウム玉子(有機卵)

僕が福島に引っ越してきた直後に、高校時代の友人が訪ねてきたことがありました。当然、車はまだ持っていませんでしたので、電車に乗って飯坂温泉に行ってみることにしました。適当に見つけた浴場に入りましたが、これの湯船が熱いこと熱いこと!せっかく来たので我慢して入ってはみたものの、激しい痛みでとてもゆったり浸かるなんて無理でした。地元の人たちは普通にくつろいでいましたが、これが原因で命が縮むのではないかと、本気で心配したものです。

そんなころから福島で気になっていたのがこの「ラヂウム玉子」。高校時代に一通り化学 IB を習ってきた身なので、卵にラジウムなんて添加していいのかといぶかしがりましたが、そういえばブラック・ジャックは獅子面病の治療のために脳下垂体にラジウム片を埋め込んだりしていたな、なんていうことを思い出して、「量によっては平気なんだろう」とかいうお馬鹿な納得をしていたっけ。

これがいわゆる温泉卵の元祖だということを知ったのは、結構後になってからの話でしたが、温泉卵を食べたいと思うような日はついに来ることがなくて、せっかく名産地(?)に住んでいながら結局一度も食べることなく、福島でのファースト・ディケードは終わりを迎えたのでした。

そんななか、どういうわけか彼女が持ってきたのが写真の温泉卵。彼女が訪問しているご家庭からいただいてきたらしい、このユーモラスなニワトリの印刷された「ラヂウム玉子」は、いわく「数ある飯坂温泉卵のなかでも、そのご家庭でこれが一番おいしいと評判」の逸品だそうです。

正直に申し上げますと、僕は今まで温泉卵と半熟卵はほとんど同じものだと思っていました。ですので、食べ始めて驚きました。白身も黄身もしっかり固まっている上にトロトロとした舌触りで、半熟卵と全く違う、素晴らしいおいしさじゃありませんか!

調べてみたところ、卵黄の凝固温度の方が卵白の凝固温度よりも低いため、65 度~68 度のお湯に 30 分ほどつけておくと、みごとこのような温泉卵ができあがるのだそうです。僕はてっきり卵白の方が凝固温度が低いので、半熟卵があのように仕上がるのかとばかり思っていましたが、誤解でした。

…って、ちょっと待った!飯坂温泉のお湯って 70 度近くもあったんですか 😯 !いれたてのホットコーヒーより熱いなんて、どうりで 10 年前に熱くて熱くてはいれなかったわけですね!

※ 「ラジウム玉子」の名前は、日本で初めてラジウムの存在が確認されたのが飯坂だったからなんだそうで、卵の成分とは無関係のようです 😉 。